「Wii」人気の恩恵、ミツミ電株が急騰-部品好調で経常益7割増額

電子部品メーカーのミツミ電機の株価が急 騰。任天堂が昨年11月発売した新型ゲーム機「Wii(ウィー)」向けの部 品が伸びており、今期経常利益予想を7割上方修正した。予想外の大幅な増額 修正だったことや、生産性の改善効果による収益性の向上を評価した買いが入 っている。午前10時1分現在、前日比380円(14%)高の3070円で、東証1 部の値上がり率2位。

市場では、「利益の修正率が非常に高く、買いが殺到した。収益寄与度が 大きいゲーム関連のほか、携帯電話向けコントローラーも好調で、電子部品メ ーカーの中でも収益好調が際立つ」(高木証券トレーディング部・菊池重夫次 長)との見方があった。

主要製品の生産能力増強と、製品設計の見直しや外注加工費の削減などの 生産性の改善効果も表れ、第3四半期までの連結営業利益は前年同期比3.6倍 の175億円に拡大した。情報通信機器を中心とした不採算品の縮小も収益性の 改善に貢献し、売上高営業利益率は8.4%と、前年同期の2.7%から大きく上 昇した。

足元の収益拡大を受けて、ミツミは07年3月通期の業績予想を上方修正。 連結経常利益は120億円から前期比3.8倍の202億円に、年間配当は23円か ら前期比18円増の33円にした。ブルームバーグ・プロフェッショナルによる と、同銘柄をカバーするアナリストの経常利益予想の平均は143億円、最も強 気の予想でも158億円だったため、修正数字は市場予想を大きく上回ったこと になる。

決算を受けてゴールドマン・サックス証券は7日、目標株価を2700円か ら3200円に引き上げている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE