住宅金融会社株が急落、サブプライム住宅ローンの焦げ付き増に懸念

8日の米市場で、住宅金融会社の株価が急 落した。米ニュー・センチュリー・ファイナンシャルと英HSBCホールディ ングスが、住宅ローンの貸し倒れによる損失が予想よりも速いペースで増加し ていることを明らかにしたことで懸念が広がった。

ニュー・センチュリー株は一時、9.08ドル(30%)安の21.08ドルと急 落。下げ幅は1998年10月以来で最大だった。アクレディテッド・ホーム・レ ンダーズ・ホールディングは一時11%安、ノバスター・ファイナンシャルは 14%安、アメリカン・ホーム・モーゲージ・インベストメントは8.7%安まで 下げた。

ニュー・センチュリーとHSBCはいずれも、信用履歴の芳しくない顧客 向けの融資であるサブプライム住宅ローンを、貸し倒れ増の理由に挙げた。サ ブプライムローンのデフォルト(債務不履行)は2006年、貸し手が融資審査 を甘くするなか全米で増加した。

ニュー・センチュリー株を空売りしていたオーレリアン・パートナーズの ゼネラルパートナー、ブライアン・ホリー氏は「これを分岐点に、問題の深刻 さが表面化するだろう」として、「ほとんど誰でもが安易に融資が受けられ た」と指摘した。

サブプライム住宅ローンで2位のニュー・センチュリーは7日遅く、06 年10-12月(第4四半期)が赤字となったことや06年の決算を修正すること を明らかにするとともに、07年の融資額は従来見込みよりも小さくなるとの見 通しを示した。

HSBCは8日、米住宅ローン事業での不良債権増加に対処するため、経 営幹部を入れ替えると発表した。同社の06年の貸倒引当金は17億6000万ド ル(約2130億円)とアナリストが同年分として見込んでいた水準を上回った。

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