ホンダ:「アコード」末期でも収益は前年以上確保へ-北米07年度上期

国内2位の自動車メーカー、ホンダは最大の 稼ぎ頭である北米市場の2007年度上半期(4-9月)について、最量販車「ア コード」がモデル末期を迎えるものの、台数、収益ともに前年以上を確保すると の見通しを示した。ホンダの池史彦取締役が7日、ブルームバーグニュースのイ ンタビューに答えた。

池取締役は、07年度の計画はまだ策定していないとしたうえで、北米市場 について「全体としては微減で、マーケットの状態はそれほど良くない」ものの、 ホンダにとっては「新しいモデルが出てきて、流れとしては良い」との見通しを 示した。クレディ・スイス証券の遠藤功治シニアアナリストは、ホンダの07年 度の北米事業について、今秋のアコードの全面改良効果が見込める下半期に対し、 上半期の収益がどうなるかが焦点になると指摘していた。

ホンダは、06年10-12月(第3四半期)に北米でアコード向けを中心にイ ンセンティブ(販売奨励金)を1億ドル積み増すなどの対策に乗り出している。 池取締役は、「これまで何回も北米でアコードの切り替えを行っているが、モデ ル末期の年に販売台数が大きく落ちたことはない」としたうえで、「モデル末期 なので、むしろマージン的には一番良い。多少インセンティブをつけても、ボリ ュームが出るので、十分にペイする」と述べた。

さらに池取締役は、昨秋に相次いで全面改良したスポーツ型多目的車(SU V)「CR-V」と「MDX」の効果で、全体の「台数は強い」としたうえで、 07年度上半期の収益についても「前年を下回るバジェットは組まない」と強調 した。また新型CR-Vは、狭山工場(埼玉県)の生産ラインの一つを米国向け 専用にして供給していることを明らかにした。昨年需給が逼迫(ひっぱく)した 量販車「シビック」に関しては、北米にある工場間で生産車種の移管を行ったも のの、品不足は「多少解決する」程度という。

ホンダの06年上半期の北米での売上(出荷)台数は前年同期比6.5%増の 86万7000台、また所在地別セグメント情報の北米での売上高は同15%増の2兆 8890億円、営業利益は同49%増の2102億円だった。

7日の東京株式市場のホンダ株終値は前日比10円(0.2%)高の4630円。

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