ジム・ロジャーズ氏:非鉄金属相場や地球温暖化についてコメント

1999年の商品相場上昇の始まりを予測し た投資家のジム・ロジャーズ氏は7日、メルボルンで報道陣に対し、非鉄金属 相場や地球温暖化、中国について次のようにコメントした。同氏はUBSの顧 客向け講演を行うためオーストラリアに滞在している。

◎非鉄金属相場について:

「さまざまな理由で目立っている。ニッケル相場は過去最高水準にあり銀 は最高値を75%下回る水準となっている。プラチナ相場は最高値を70%下回 っている」

「今どれか1銘柄を買うとすれば、ニッケルよりは銀かパラジウムを買う だろう。実際にはどちらも買っていない。ただ、金属相場の将来は非常に明る い。現在は調整局面にあり、このような状態は今後もあると予想できる」

「基本的に金属は強気相場となっている。非常に長期間にわたって、新規 の金属鉱山の操業は開始されていない。探査もあまり行われていない」

◎商品の強気相場の継続期間について:

「最短で15年、最長で23年ということが分かっている。歴史が何らかの 指針になるとすれば、今回の強気相場は2014年から2022年の間に終了するだ ろう。これはもちろん予測ではない。わたしには分からない。いつかまたここ を訪れた時、あちこちに風車や太陽電池パネルが設置され、世界中で起こって いるさまざまな変化がここでも見られるだろう。いろいろな代替原料が発見さ れる可能性も高い。小麦の作付面積は過去30年間減少しているが、15年先に は15年間にわたって飛躍的に増加するかもしれない」

◎地球温暖化について:

「もし地球温暖化が実際に起きているとしても、それを否定する人も肯定 する人も多い。私には分からない。特に見方はない」

「歴史上、地球温暖化は何度も発生してきた。歴史的なサイクルの一部と して再び起きているとしよう。このことがさまざまな変化を引き起こすだろう。 最も大きな影響は農業を変化させる可能性があるということだ。温暖化によっ て 確実に農業生産のパターンにゆがみが出るだろう。だれがその恩恵を受け、 だれが受けないのかは分からないが、農産物をできるだけ買うほうが良いとい うことは分かる」

「供給途絶により農産物価格が高値を更新するだろう。農産物相場につい ては極めて強気な見方をしている。中国への影響については分からない。中国 は約13億人分の食料を確保する必要がある。中国はかつて食糧輸出国だった が、現在は輸入国に転じた。かつては綿花を輸出していたが、現在は輸入して いる。中国への影響はかなり大きい可能性がある。中国は既に農業問題を抱え ており、解決を目指している。わたしに出せる簡単な答えは商品を買うという ことだ。農産物の買いを推奨する」

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