【個別銘柄】オリンパ、ニコン、SUMCO、日興、フジクラ、光ハイ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

オリンパス(7733):終値は3.9%高の4050円。一時は5.9%高の4130 円まで上昇し、上場来高値を更新した。デジタルカメラの在庫管理の徹底など で映像部門の採算が改善したほか、医療機器の新製品が収益性向上に寄与し、 2007年3月期の業績予想を上方修正した。ただ市場では、収益環境の良さを背 景に一段の増額が可能との期待感が広がっている。

ニコン(7731):5.4%高の2750円。デジタルカメラの販売好調に円安効 果が加わり、第3四半期(10-12月)決算の営業利益は366億円と、市場予想 を100億円余り上回った。通期予想を増額したが、第3四半期の上ぶれ分のみ を反映した数字であるため、一段の増額を期待した買いが膨らんだ。

三菱マテリアル(5711):3.4%高の484円。銅事業の利益が急増したほ か、セメントや電子材料事業なども収益増に寄与し、5日に発表した2006年 4-12月期の連結業績が2けたの増収増益となったことを評価した買いが先行 している。

ワットマン(9927):値幅制限の上限(ストップ高)に当たる前日比50 円(26%)高の242円で取引を終えた。1月の売上高が既存店ベースで3割超 の増加となったことを受けた動き。2007年3月期は4期ぶりに黒字化するとの 期待感が高まった。

ニチレイ(2871):1.4%高の667円。午後2時に四半期業績と同時に新 たな資本政策と配当方針を公表した。これに基づいて期末配当予想を引き上げ たことで、好業績の高利回り銘柄として投資信託などファンド資金からの注目 を集めるとの見方が広がった。

ニチアス(5393):5.6%高の997円。一時は16年3カ月ぶりに1000円 台に乗せた。半導体や液晶関連業界の設備投資が盛んで、フッ素樹脂製品の売 り上げが急増。電力業界などにおけるメンテナンス需要も伸び、四半期決算は 大幅な増益だった。通期予想も増額したため、業績拡大に伴う株価の上昇余地 を探る動きが活発化した。

インテリジェンス(4757):8.5%高の35万8000円。一時15%高の38万 円を記録した。景気回復基調を反映して正社員需要が高まっている上、これま での人員抑制や団塊世代の大量退職などで人材不足が顕著になる見通しだ。大 和総研では、終身雇用制度の崩壊で大転職時代が到来し、人材紹介・転職求人 広告などの正社員関連ビジネスには構造的な追い風が吹くとのレポートをまと めている。この中で、強気な投資判断を示したインテリジ株に買いが殺到した。

サカタインクス(4633):5.2%安の641円。東証1部の値下がり率ラン キングで4位。主力の印刷用インキの原材料価格が高水準で推移するとして、 2007年3月期通期の利益予想を5日に下方修正しており、失望売りが膨らんだ。

トクヤマ(4043):2.4%高の2020円。午後に入り上げ幅を拡大。半導体 の300ミリウエハや太陽電池向けに多結晶シリコンの需要が伸びるなか、午前 の取引終了後に発表した第3四半期決算が大幅な増収増益だった。通期予想も 引き上げたことから、需給ひっ迫を背景とした多結晶シリコンにけん引されて、 業績は当面順調に伸びるとの見方が強まった。

日本航空(9205):1.2%安の252円。07年3月期の連結純利益は、金融 機関からの信頼を勝ち取るために公約している純利益30億円を確保する見通 しとなった。しかし、原油価格が再び上昇に転じるなど不透明要素も多く、上 値を買い上げる動きは限定的となった。

フジクラ(5803):3.7%安の930円と続落。主力のフレキシブルプリン ト配線板(FPC)の価格競争で採算が悪化したことを主因に、5日の午後取 引時間中に、07年3月期通期の利益予想を下方修正した。これを受け、9%下 落した前日の流れを引き継いできょうも投資家の失望売りが止まらず、06年1 月18日に付けた昨年来安値の890円に急接近してきた。

船井電機(6839):3.3%安の1万270円。競争激化で液晶テレビ、プロ ジェクターなどの販売が計画を下回り、厳しい市場環境に置かれている。前日 に業績予想の下方修正を行っており、製品価格の下落圧力の強さを警戒視する 売りが増えた。

三浦工業(6005):6.7%高の3120円。省エネ意識の高まりを背景に、主 力の小型貫流ボイラーの売り上げが伸びており、今期業績予想を増額修正した。 良好な収益環境を背景に今後も業績が拡大していくとの見方が広がったほか、 増配による株主還元も期待された。

NISグループ(8571):15%高の70円。上昇率は東証1部でトップ。 中国での事業展開が予想以上に順調なほか、不動産関連ビジネスが好調などと して、日興シティグループ証券は投資判断を引き上げており、同社株の再評価 機運が高まった。

日本曹達(4041):6.3%高の589円。採算の改善やコスト削減などが寄 与するとして、5日に07年3月期通期の業績予想を上方修正したことを評価 した投資家の買いを集めた。

SUMCO(3436):9.1%高の4430円。世界的な半導体需要の拡大を受 けて、08年1月期も業績が大幅に拡大するとの期待が広がった。東証1部値上 がり率4位。

日興コーディアルグループ(8603):1.9%高の1175円と3連騰。米国の 投資顧問ハリス・アソシエイツ(イリノイ州シカゴ市)が日興コーディアルグ ループの株式を買い進め、発行済み株式の5%超を取得していることが明らか になり、同投資顧問の一段の買い増しを期待した個人、証券会社の自己売買部 門など値幅取りを狙った短期資金の流入が活発化しているという。

ダイヘン(6622):10%高の689円。東証1部の値上がり率3位。電力機 器の需要がおう盛で、第3四半期の利益が予想以上に伸びた。通期予想も増額 したため、利益成長と比較して株価は割安との見方が広がり、見直し買いが入 った。

日立製作所(6501):2.5%高の807円。薄型テレビやハードディスク駆 動装置(HDD)の採算悪化を子会社群が補い、第3四半期(06年10-12 月)の営業利益が予想以上に伸びた。古川一夫社長の権限を強める役員人事を 発表したことで、経営変革を進めて業績改善につなげていくとの期待も出た。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):ストップ高(値幅 制限いっぱい)となる18%高の66万7000円で終了。大証ヘラクレス市場の値 上がり率ラインキング首位。きょう朝方の取引開始前に、任天堂との間で携帯 ゲーム機「ニンテンドーDS」のライセンス許諾と製造委託についての契約を 締結したと発表。将来的に収益源に育つことを期待した買いが膨らんだ。

光ハイツ・ヴェラス(2137):07年最初のIPO(新規上場)として、札 証アンビシャスに新規上場。公募価格27万円の買い気配で始まり、28万2000 円の初値が付いた。公募価格からの上昇率は4.4%。ただ、その後は売り注文 が膨らみ、24万2000円で取引を終えた。

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