【きょうのチャート】G7直前に円押し上げ介入も-モルガンS証券

モルガン・スタンレー証券のチーフエコノ ミスト、ロバート・フェルドマン氏によれば、日本の財務省は来週の7カ国財 務相・中央銀行総裁会議(G7)直前に、円安に対する「批判をかわす」ため、 円を押し上げる市場介入を実施する公算がある。

フェルドマン氏は1月22日付のリポートで、「現在は行き過ぎた円安とな っている」と指摘し、財務省が「批判をかわすためG7直前に適度な規模のド ル売りを実施する」との予想を示した。「円相場の大幅な修正はいつでも可能 性がある」という。

きょうのチャートは過去1年間の円のドルとユーロに対する動きを示した もの。ドル、ユーロともに対円で上昇しているが、ワシントンでG7が開催さ れた2006年4月前後だけ例外的に、円がドルに対し上昇している。12カ月間の 対円での上昇率はユーロの10.5%に対し、ドルが3.2%。

フェルドマン氏は、円が「既に実質的に20年ぶり安値となっている。2月 の次回G7で日本への批判が高まるのは実際、確実だ」と記している。2日の 外国為替市場では、米経済の堅調さを示す統計を受け、円はドルに対し下落し た。ポールソン米財務長官は1日、「円相場が競争の働く市場で設定されてい ることに非常に満足している」と言及した。

フェルドマン氏は、「適度」なドル売りは円を押し上げる傾向があり、こ うした介入は03-04年に見られた「大規模介入」とは異なるものだとしている。

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