日経平均は昨年来高値更新、資産関連株が高い-増配期待の電力も上昇

東京株式相場は続伸し、日経平均株価は取引 時間中の昨年来高値を更新した。地価上昇を手がかりに、東日本旅客鉄道などの 陸運株、住友不動産などの不動産株といった資産関連株が高い。根強い増配期待 から関西電力などの電気・ガス株も高い。コマツなどの機械株、ミレアホールデ ィングスなどの保険株も上昇している。東証業種別33指数は23業種が買われ ている。

午前10時37分現在、日経平均株価は前日比101円21銭(0.6%)高の 17620円71銭、TOPIXは同10.91ポイント(0.6%)高の1749.49。東 証1部の出来高は概算で8億9200万株。値上がり銘柄数は790、値下がり銘 柄数は759。

値上がり上位にはよみうりランド、東京都競馬、東京急行電鉄など資産関連 株が入っている。T&Dアセットマネジメント株式部の衣川明秀チーフファンド マネージャーは、資産関連株について、「投資資金が株式相場に入ってきている のは確かだ。企業業績やファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は底堅いが、 買い材料に乏しい部分がある。例年、公示地価を前にしたこの時期は上昇する傾 向にある。実際、賃貸料も上がってきており、買う向きが増えている」と話して いた。

松下電産は続伸、プラズマ健闘で業績予想を上方修正

外部環境が落ち着くなか、ピークを迎えた国内企業決算に投資家の関心が集 まっている。松下電器産業が続伸。前日の取引終了後に2007年3月期業績予想 を上方修正した。デジタル家電など「V商品」が好調なほか、円安メリットも働 き、連結純利益は前期比33%増の2050億円に拡大する見通しだ。従来予想は 1900億円だった。

DOWAホールディングスが大幅反発。銅や亜鉛市況の高騰で07年3月通 期連結純利益予想を前期比65%増の240億円(従来予想220億円)に上方修 正した。パイロットコーポレーションは大幅続伸。海外向けボールペン事業が伸 びており、35億円を見込んでいた06年12月期の連結経常利益は43億円にな ったもよう、と発表した。

日興コーデが急反発

日興コーディアルグループが6営業日ぶりに大幅反発。東証1部の値上り上 位に入っている。1日に、不正会計処理問題で遅れていた半期報告書を当局に提 出したことを受け、有価証券報告書の提出遅延による上場廃止という事態は回避 される公算となり、ひとまず投資家の買い戻しを誘っているようだ。

半面、みずほフィナンシャルグループなどの銀行株、ブリヂストンなどのゴ ム製品株、商船三井などの海運株が安い。

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