欧米の同族会社株、リターンはその他企業上回る-クレディ・スイス

創業一族や役員が10%を超える株式を保 有している欧米の企業は、幅広い投資家層を株主とする企業に比べ、過去10 年間の株式リターンや利益の伸びが高いことがクレディ・スイス・グループの 調査で分かった。

この調査によると、同族会社の株式リターンは各業界の平均を1996年以 降、年率約8%上回っている。

同社の株式・オルタナティブ調査担当グローバル責任者、ラーズ・カルブ レイアー氏ら調査チームは30日付のリポートで、こうした結果が出た主な要 員として、同族会社が長期的な目標をより重視する傾向がある点を指摘。「次 の四半期の結果にはあまりとらわれない傾向があるため」、長期にわたって利 益を拡大する戦略を実行できると分析した。

また、こうした企業では経営側と株主の利益がよりよく調整されており、 中核事業に集中する度合いも高いと指摘した。

クレディ・スイスが算出している欧米の同族企業株でリターンの高い40 銘柄で構成された同族会社指数は昨年29%上昇し、世界の株価指標であるモル ガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ワールド指 数の18%を上回る値動きだった。

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