三井物のインド鉄鉱石会社株:ミタル、BHPなど4社が取得目指す

製鉄最大手のオランダのミタル・アルセロ ールと資源大手のBHPビリトン、リオ・ティント・グループは、三井物産が 保有するインドの鉄鉱石鉱山会社セサ・ゴアの株式の取得を目指し、それぞれ 価格を提示している。事情に詳しい関係者が25日までに明らかにした。

関係者が匿名で語ったところによると、三井物産は保有するセサ・ゴア株 51%を売却する計画で、1月29日に決定を発表する可能性がある。51%株式の 総額は約8億2000万ドル(約1000億円)。インド4位の製鉄会社JSWスチ ールのサジャン・ジンダル氏によると、同社もセサ・ゴア株の入札に参加して いる。

ミタルと韓国のポスコは、向こう7年にインドで210億ドルを投資する計 画だ。鉄鉱石価格上昇を背景に、業界では2006年に1570億ドル強の企業買収 が行われた。カンドワラ・セキュリティーズ(ムンバイ)のアナリスト、ギリ ラジ・ダガ氏は「鉄鉱石事業から撤退したい企業にとっては最良の時期だ。売 却価格は過去最高だ」と話した。

セサ・ゴアのマネジングディレクター、P・K・ムカジー氏と三井物産の 広報担当者は24日、コメントを控えた。セサ・ゴア株は24日のムンバイ市場 で過去最高の1816ルピーに上昇した。インドでは、1企業の株式を20%超取得 する買い手はさらに20%の購入を提案しなければならないため、買収合戦の勝 者が株を買い増すとの期待が広がっている。

ダガ氏は三井物産が1株2000ルピー前後でセサ・ゴアの株を売却し、買い 手はさらに高価格で買い増しを図るのではないかと話した。

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