ヤフー:10-12月の純利益20%増、主力事業の拡大で大幅増収増益(3)

ポータル(玄関)サイト国内最大手のヤフ ーは24日、2006年10-12月期の連結純利益が前年同期比20%増の152億円と 発表した。広告事業やリクナビ、オークションのサービスなど主力事業の拡大で 大幅な増収増益となった。4四半期連続の増益で過去最高を更新した。

10-12月期連結の売上高は前年同期比17%増の545億円、営業利益が同 31%増の277億円、経常利益は同30%増の266億円だった。売上高は18四半期 連続の拡大、営業利益と経常利益は34四半期連続の増益で過去最高を更新した。

10-12月期連結の部門別の動向では、広告事業が大手広告主の広告宣伝費 抑制のなかで小口商品の広告主獲得などで売上高217億円、営業利益121億円と なった。ビジネスサービス事業ではリクナビ、不動産の拡大や、ショッピングで 数の増大、テナント料や手数料収入の大幅増加などで売上高129億円、営業利益 53億円。パーソナルサービス事業では、オークション利用者拡大を図ったこと などで売上高200億円、営業利益129億円だった。

第4四半期も過去最高更新へ

07年1-3月期の連結業績見通しは、売上高542億-562億円、経常利益 261億-273億円、純利益143億-150億円とそれぞれ過去最高を見込む。同社 は第4四半期に東京・六本木の東京ミッドタウンへの事務所移転に伴い約12億 円の特別損失が発生する見込みとしている。

ヤフーの井上雅博社長は決算発表会見で、第4四半期について、これまでの 大口広告主の獲得重視だけでなく、小口の広告主も含め、「それぞれを目的に応 じて使い分け、また並行して進める」との考えを示した。ただ、第3四半期と比 較して「広告は強気、eコマースは(電子商取引)はやや落ち込む」との見方を 示した。

携帯事業は「模索段階」

また、ソフトバンクモバイルとの連携で注目されている携帯電話事業に関し、 井上社長は、ネット利用について「パソコンの利用と比べるとまだまだ僅少」と 述べ、広告の取り扱いを含め「ビジネスモデルを模索中だ」と語った。

さらに、井上社長は「インターネットはまだまだ未開の荒野」との認識を示 した。米国を筆頭とした海外ヤフー陣営との連携やサービス展開については「グ ローバルな視点から行う」としたうえで、「日本が先進的な部分は日本が率先し てやる」との考えをあらためて示した。

ジャスダック市場への重複上場は予定通り

同社がすでに表明しているジャスダックへの重複上場については「07年3 月期末までの実現に向けて準備を進めている」(梶川朗・最高財務責任者)とし、 予定通り行う方針だ。

株価終値は前日比200円(0.4%)高の4万7750円。

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