香港ドル安:投機家の思惑をけん制する「演出」-UBSエコノミスト

UBSのアジア担当チーフエコノミスト、 ジョナサン・アンダーソン氏は、香港ドルが1991年以来の安値に下落したこと について、「香港は23年間続けた米ドル・ペッグ(連動)制を撤回する」とい う投機家の思惑をけん制するための「演出」だとの見方を示した。

中国人民銀行は、人民元が1米ドル=7.8元を超えた今月11日以降、これ までより速いペースで人民元が上昇するのを容認している。一方、香港ドルは 19日に1米ドル=7.8122香港ドルと、15年ぶりの安値に下落。先高観が後退し ている。香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の任志剛(ジョゼフ・ ヤム)総裁は先週、HKMAは香港ドル売り介入をしていないと言明した。

アンダーソン氏は23日、インタビューに応じ「すべての指標が、HKMA が介入していることを裏付けている」と指摘。「私なら介入する。値動きを加速 させることで、市場が熱狂して『香港ドルも人民元と同様に上昇し始める』と 受け止める機会を与えないようにする」と語った。

香港ドルは先週、人民元に対して前週末比0.44%安の1人民元=0.9955香 港ドルと、人民銀が2005年7月に人民元の米ドル・ペッグ(連動)制を廃止し て以降で最大の下落を記録。24日午前11時14分(日本時間同午後零時14分) 現在、1米ドル=7.8024香港ドルとなっている。人民元は同7.7732元。香港ド ルの許容変動幅は1米ドル=7.8香港ドルの上下5香港セント。

-- Editor: Tan (sdh)

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