米ヤフー10-12月:61%減益-新ソフト2月導入発表で株価上昇(3)

ポータル(玄関)サイト大手の米ヤフーが 23日発表した2006年10-12月(第4四半期)決算は、ストックオプション(自 社株購入権)費用が響き、前年同期比61%減益となった。オンライン広告用新 ソフトを来月に導入するとの発表を受けて、株価は時間外取引で上昇に転じた。

第4四半期の純利益は2億6870万ドル(1株当たり19セント)と、前年 同期の6億8320万ドル(同46セント)から減少した。提携先サイトに支払う 部分を除いた売上高は前年同期比15%増の12億3000万ドルだった。

一部項目を除いたベースの利益は1株当たり16セントとなり、ブルームバ ーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想の14セントを上回った。

テリー・セメル最高経営責任者(CEO)は、新ソフトを2月5日に導入 すると発表した。同社は同ソフトの導入時期見通しを3月に遅らせていた。予 想より早い導入予定を好感し、株価は時間外取引で一時、5%高となった。

マンダー・キャピタル・マネジメントのファンドマネジャー、ケン・スミ ス氏は「少し安心した」として、新ソフトの導入時期は「大方の予想よりも若 干早く、さらに重要なのは、一段の遅れがないことがはっきりしたことだ。新 ソフト導入は今までに数回延期されていた」と述べた。

決算は通常取引終了後に発表された。株価は時間外取引で一時、1.34ドル 高の28.30ドルとなった。通常取引終値は前日比46セント(1.7%)安の26.96 ドル。

インターネット検索連動広告用の新しいソフトウエア、「プロジェクト・パ ナマ」の第2段階は、当初予定よりも3カ月遅れ、3月までに投入される予定 となっていた。スーザン・デッカー最高財務責任者(CFO)は電話会議で「拙 速よりも良いプログラムにすることが重要だと考えた」と述べた。ヤフーは、 パナマによる業績への効果は4-6月(第2四半期)から表れるとの見通しを 示した。

同社が示した今四半期の売上高見通しはアナリスト予想を下回った。テリ ー・セメル最高経営責任者(CEO)は、オンライン広告で米グーグルから市 場シェアを奪えず、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマ イスペースなど新興サイトからの競争にもさらされている。

ヤフーは、07年1-3月(第1四半期)の純売上高は11億2000万-12億 3000万ドルとの見通しを示した。アナリストは12億8000万ドルを予想してい た。

ヤフーによると、07年通年の売上高は49億5000万-54億5000万ドルの 見込み。ブルームバーグ・ニュースのアナリスト調査では54億4000万ドルが 予想されていた。調査会社トムソン・ファイナンシャルの予想は54億7000万 ドル。

MTBインベストメントでヤフー株を含めた運用に携わるバリー・ランド ール氏は「苦戦は続く」として、「悪いニュースは、06年に始まった弱い傾向が 続いていることだ」と述べた。

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