上海銅先物:9カ月ぶり安値から反発-在庫増と中国の輸入増観測で

22日の上海銅先物相場は、19日に付けた9 カ月ぶりの安値から反発している。世界の銅在庫が減少しているうえ、最大の銅 消費国である中国の輸入が増加するとの観測が高まっていることが要因。

ロンドン金属取引所(LME)の指定倉庫の銅在庫は19日、前日比 2.7% 減の19万2975トンとなり、過去3カ月で最大の減少率を示した。減少幅が最も 大きかったのは、在庫の大半が中国向けに出荷されやすい韓国の指定倉庫だった。 LMEの、購入済みだが引き渡し前のキャンセル済み倉荷証券(商品が倉庫に保 管されていることを証明する書類)は年初来で2倍以上に増加し、19 日時点で 1万6825トン分となった。

中国国際フューチャーズ(上海)のアナリスト、蔡洛益氏は22日のインタ ビューで「在庫やキャンセル済み倉荷証券の変化には、中国の輸入が大きく関係 しており、中国の輸入は増加が見込まれる」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場3月限は、前週末比最大1110元(2.2%) 高 の1トン当たり5万2400元。上海時間午前10時14分現在、5万2370元で取引 されている。19日には5万920元と9カ月余ぶりの安値まで下げた。

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は、上海時間午 前10時18分現在、前週末比ほぼ変わらずの1トン当たり5605ドル。19日は

1.2%上昇した。