ロンドン一等地住宅価、06年は約30%上昇-巨額賞与が相場押し上げ

ロンドンの一等地の住宅価格は2006年、サ ッチャー政権時代の1979年以来で最大の上昇となった。巨額賞与を手にしたバ ンカーらが、数少ない物件を奪い合って値段をつり上げた。

不動産仲介のナイト・フランク(ロンドン)によると、12月の値上がりは

2.6%。通年では28.6%だった。現在の4倍強の高インフレだった1979年には、 ロンドン一等地の住宅は44%上昇していた。

ナイト・フランクの住宅物件調査責任者リアム・ベイリー氏は「ボーナス 資金が既に、相場に影響し始めているようだ」として、「引き合いは昨年11月 から増え始めた。この多くは、賞与が支払われる前に物件を見つけようとする 人々からのものだ」と話した。

英国の民間調査機関、CEBR(経済ビジネスリサーチセンター)の概算に よると、ロンドンの金融街の2006年ボーナスは過去最高の88億ポンド(約2 兆800億円)に達したもよう。不動産情報サイトのライトムーブによると、同 年12月のロンドン住宅価格は少なくとも4年で最大の上昇で、平均価格は35 万5097ポンドとなった。

一等地の中でも12月の上昇が最も大きかったのは古くから銀行家に好まれ るチェルシーや、ケンジントン、ベルグラビアだった。これらの地区の物件価 格は約4%上昇した。ナイト・フランクによると、通年ではベルグラビアが35%、 チェルシーが34%上昇だった。

ロンドン一等地の住宅価格は過去11カ月中10カ月で2%以上上昇した。 ベイリー氏によると、「値上がりしているのは主に、400万ポンド超の物件」だ という。

ロンドンの高級住宅街では世界最大の鉄鋼会社のラクシュミ・ミタル最高 経営責任者(CEO)やロシア最大の富豪、ロマン・アブラモビッチ氏などが 近年、住宅を購入している。

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