SGアセット、シンガポールで高級品ファンド設立-アジアの富増加で

SGアセット・マネジメントはシンガポー ルで高級品ファンドを設立した。アジアの富の増加から恩恵を受ける業界への投 資機会を域内の顧客に提供する。

仏銀ソシエテ・ジェネラル傘下のSGアセットは、4370億ドル(約52兆 5600億円)の運用資産を持つ。高級品ファンドの責任者、フィリップ・ラスニ エール・ドゥ・ラバレット氏は電話インタビューで、仏モエ・ヘネシー・ルイ・ ヴィトン(LVMH)や独ポルシェ、米ティファニーなどの企業に投資すると述 べた。最低投資額は1000シンガポール・ドル(約7万8000円)。シンガポー ルに続いて、マレーシアや香港、台湾でも販売する見通し。

ドゥ・ラバレット氏は「高級品業界には極めて高い参入障壁があり、事実 上寡占状態だ。こうした特長のある業界はあまりない」と指摘し、「この業界は 成長セクターだ」と述べた。

ベトナムや中国などでの国では輸出が増加し、外国からの投資も増えるな かアジア全般に所得が伸びており、自動車やデザイナーブランドの衣料品、宝飾 品の需要に拍車が掛かっている。SGアセットの推定では、世界の高級品売り上 げでアジアの消費者の占める割合は約半分に達する。

SGアセットが手掛けるフランスの高級品ファンド、SGAMインベスト・ セクトゥール・リュクス(運用資産5000万ユーロ=約78億円)は、2006年の 運用成績がドル建てでプラス26%と、MSCIワールド・テキスタイルズ・ア パレル・アンド・グッズ指数のプラス16.5%を上回った。同ファンドは02年 に設立された。ユーロ建ての昨年の運用成績はプラス13%。