上海銅:3日続伸-チリでの生産途絶懸念と投資ファンドによる買いで

11日の上海銅先物相場は3日続伸してい る。チリの銅山の生産が停止するとの懸念が広がるなか、投資ファンドによる買 いが拡大するとの観測が高まった。銅相場は8日、9カ月ぶりの安値まで下げた。

中国国際フューチャーズのトレーディングマネジャー、沈剣雲氏は、ロン ドン金属取引所(LME)の建玉(未決済残高)が10日、5営業日連続で増加 し、22枚7190枚と、3週間ぶりの高水準となったことから、投資ファンドによ る買いが拡大した可能性があるとの見方を示した。米住宅市場の減速で銅需要が 後退しているとの懸念が高まるなか、銅相場は過去最高値に達した06年5月以 降、30%以上下落している。

沈氏は11日のインタビューで「資産を配分している投資ファンドが再び銅 市場に参加し始めている可能性がある」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場3月限は、前日比最大2170元(4.0%)高 の1トン当たり5万6420元。上海時間午前10時48分現在、5万5740元で 取引されている。8日には9カ月ぶりの安値まで下げた。

LMEの銅先物相場(3カ月物)は、上海時間午前10時41分現在、前日 比45ドル(0.8%)高の1トン当たり5925ドル。先週は11%下落した。

銅生産最大手、チリ銅公社(コデルコ)は10日、同社最大のチュキカマ タ銅山で岩盤滑りが発生する可能性があることを明らかにした。同銅山は昨年、 岩盤崩落の影響で生産が減少した。

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