米アルコア10-12月期:製品価格上昇で60%増益-時間外で株価上昇

ダウ工業株30種平均構成企業の先陣を切っ てアルミニウムメーカー最大手の米アルコアが9日発表した2006年10-12月 (第4四半期)決算は、アルミニウム価格の上昇が寄与し、前年同期比60%増 益となった。

純利益は3億5900万ドル(1株当たり41セント)と、前年同期の2億2400 万ドル(同26セント)から増えた。売上高は前年同期比20%増の78億4000万 ドル。業績を好感し、株価は時間外取引で一時5.2%高となった。

一部項目を除いたベースの1株利益は74セント。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたアナリスト予想(16人の平均)は66セント、調査会社トムソン・ ファイナンシャルのまとめでは65セント(17人の平均)だった。

モーニング・スターのアナリスト、スコット・バーンズ氏は、「アルミニウ ム価格上昇で、予想を上回る業績を上げる機会はもともとあった」が、「アルコ アはそれを実現した」と評価した。

アルコアのアルミニウム価格は1トン当たり2766ドルと、27%上昇した。 航空宇宙産業や輸送、建設業界からの需要堅調を背景に、2006年通期利益と売 上高は過去最高となった。アレイン・ベルダ最高経営責任者(CEO)は株価 が出遅れるなかで、コスト削減を進めている。第4四半期利益は人員削減と工 場閉鎖に絡むコストによって3億8600万ドル押し下げられた。

決算は通常取引終了後に発表された。ニューヨーク時間午後6時39分現在 の株価は1.33ドル高の29.85ドル。通常取引終値は4セント(0.1%)高の28.52 ドルだった。

2006年通期の純利益は前年比82%増の22億5000万ドルと、過去最高だっ た。ロンドン金属取引所(LME)のアルミニウム価格は2006年に23%上昇し た。

ベルダCEOは発表資料で、「2007年入りした市場のファンダメンタルズ (基礎的諸条件)は依然堅調だ」と述べた。

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