上海銅:値幅制限いっぱいの5%下落、9カ月ぶり安値-需要後退懸念

上海銅先物相場は5日、一時、値幅制限い っぱいの5%下落し、9カ月ぶりの安値を付けた。米国の住宅市場の低迷と世 界的な銅在庫の拡大により、銅需要が供給を下回るとの懸念が高まった。

米商務省が3日に発表した11月の建設支出は、3カ月連続で減少した。 中国に次いで世界2位の銅消費国である米国では、銅消費のうち建設業界の占 める割合が最も多い。ロンドン、上海、ニューヨークの取引所の指定倉庫の銅 在庫は04年6月以来の高水準となっている。

上海金鵬フューチャーズのトレーダー、呉博聞氏は5日のインタビューで 「特に米国の銅需要の見通しは引き続き暗い」と指摘。一部投資家は依然、相 場が十分に下落したとみている可能性があり、現在、手じまいの売りに動いて いるとの見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場3月限は、前日比最大2870元(5%)安の 1トン当たり5万4510元と、06年4月10日以来の安値となった。午前の取引 終了時点では、同2650元(4.6%)安の5万4730元だった。