エチオピア軍、ソマリアの首都まで160キロに進攻-首都を空爆

【記者: Stuart Biggs】

12月26日(ブルームバーグ):エチオピアのゼナウィ首相がソマリアとの 戦争やむなしとの発言を行ってから数時間で、エチオピア軍はソマリアの首都 モガディシオから160キロの地点まで進攻した。ソマリアは、イスラム教原理 主義勢力「イスラム法廷会議」が支配している。

エチオピア外務省がウェブサイトで発表したところによると、同国軍はイ スラム法廷会議が掌握している複数の町を攻撃し、モガディシオにも空爆を行 った。

イスラム法廷会議は今年6月にモガディシオを掌握、勢力圏を拡大し、支 配下に収めた地域でイスラム法を敷いている。国連のアナン事務総長は今月22 日、対立が深刻化すれば両国が位置する「アフリカの角」地域にとって悲惨な 結果につながりかねないと憂慮を示した。

ゼナウィ首相はテレビ中継された演説で、ソマリア国内のイスラム法廷会 議は反エチオピア勢力と結託し、エチオピアとアフリカの角地域の不安定化を 目指していると指摘。エチオピア情報省が24日遅くウェブサイトで発表した ところによると、同首相は「エチオピアが武力行使の標的としているのはこの テロ集団だけだ」と語っている。

AFPによると、エチオピアの軍用機は25日、モガディシオとバレドグ ルの空港を空爆した。

米国政府はイスラム法廷会議の背後には国際テロ組織アルカイダがいると 指摘している。