インベスコのウッドフォード氏:リターン27%と欧州株投信でトップ

インベスコ・パーペチュアルのニール・ウ ッドフォード氏(46)が運用するハイ・インカム・ファンド(運用資産56億ポ ンド=約1兆3000億円)は2006年の運用成績がプラス27%と、たばこと公益 関連の銘柄に投資することで欧州主要株式ファンドの中でトップとなった。

同運用成績は、FTSEオールシェア指数(配当含む)の15%上昇を大き く上回った。経済協力開発機構(OECD)が2007年の世界経済成長率を4年 ぶりの低水準と予想するなか、ウッドフォード氏は景気変動に影響を受けにくい ディフェンシブ銘柄に投資するという。

ウッドフォード氏は、「経済環境が現在よりも悪化した場合、恐らくそうな るとみているが、相場水準は苦戦するだろう」と語った。

ブルームバーグのデータによれば、欧州の株式投信1万3600本の2006年 (12月20日まで)の運用成績は平均プラス約13%で、2005年の23%を下回っ た。ダウ欧州50種株価指数は約14%(配当含む)上昇した。

欧州の10大株式投信のうち、ウッドフォード氏に次ぐ成績を挙げたのは、 JPモルガン・チェースのヨーロッパ・ストラテジック・バリュー・ファンドを 運用するマイケル・バラコス氏の22%。

ウッドフォード氏は10月の投資家向け資料で、資産の19%はガスや水道な ど公益銘柄に、17%はたばこ銘柄に投資していると述べている。両銘柄の比重は FTSEオールシェア指数と比べると5倍。同氏のファンドに組み込まれている スコティッシュ・アンド・サザン・エナジーの株価は年初から12月20日までの 間に53%上昇、また米レイノルズ・アメリカンは37%上昇した。