6カ国協議進展せず-北朝鮮が制裁解除要求に固執(2)

北京で開催中の北朝鮮の核問題をめぐる6 カ国協議は21日に行われた4日目の協議で、北朝鮮が米国による金融制裁解除 が先決との主張を譲らず、こう着状態が続いた。

米国側の首席代表のヒル国務次官補は北京で21日遅く、「北朝鮮とバンコ ・デルタ・アジア(BDA)問題以外の議題で話し合うのは非常に困難だった。 私がこの協議に参加したのはBDAについてではなく、非核化について話し合 うためだということを強調したい」と語った。

6カ国は、朝鮮半島の非核化に関する2005年の合意をどう実行していくか で意見の一致を目指している。北朝鮮の金正日政権は05年9月以降、米国の金 融制裁の解除を要求し、これまで6カ国協議をボイコットしていた。6カ国は 今週再開された協議で、05年の合意の実行に向けた行動計画を文書化させたい 考え。

ヒル次官補は22日、米大使館に向かう途中で記者団に対し、北朝鮮は「真 剣さと非核化の意思を示す必要がある」と述べ、「この提案について何週間も 取 り組んできおり、北朝鮮の言い分をみてみたい」と語った。

ヒル次官補は中国の代表と会談する計画だが、北朝鮮の代表団と別に話し 合うかどうかは分からないと述べた。同次官補は23日に米国に戻るため北京を 離れる予定だと述べ、「きょうが協議の最終日になると思う」との認識を示し た。

米国務省のマコーマック報道官は21日、金融制裁と核問題は関連がないと 言明していた。

外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長は22日、「北朝鮮が昨日までの立 場を変えないと、依然として厳しい」と説明。「北朝鮮は非常に重要な機会だ と認識してこの機会を逃せば非常に厳しいことになるととらえるべきだ」とし た上で、6カ国協議の「信頼性についてさまざまな意見が出る」かもしれない と指摘した。

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