【個別銘柄】HOYA、ペンタクス、新日鉄、武田薬、資生堂、日興コ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

HOYA(7741)、ペンタックス(7750):急騰。午後2時30分ごろ日経 クイックが「両社が2007年10月をめどに合併する方針を固めた」と報道、 5000億円規模の総合光学機器メーカーが誕生すると伝えた。これを受けて東証 は両社株の売買を2時31分から一時停止した。売買停止間際に買い注文が殺 到、HOYAは0.5%高の4510円、ペンタックスは7.5%高の690円となった。

新日本製鉄(5401):終値は0.5%高の601円。一時612円まで上昇、連日 の年初来高値更新となった。出来高は1億3300万株。ユニマット山丸証券の 長森伸行テクニカルアナリストは「新日鉄株は1989年に上場来高値を付けた 後、商いが極めて少ない状況下で価格だけが800円から600円まで下げた。つ まり600-800円は『真空地帯』となっているとみることができる」と指摘、 頭の隅においておく必要があると述べていた。

鉄鋼株:軒並み高。TOPIX鉄鋼株指数は一時2.8%高の1296.97ポイ ントまで買われた。一部報道で、新日鉄がブラジルの鉄鋼大手ウジミナスを事 実上傘下に収める見通しと伝えられ、鉄鋼業界の再編を期待した買いが集中し た。住友金属工業(5405)は4.9%高の493円、JFEホールディングス(5411) は0.2%高の5980円。

武田薬品工業(4502):1.3%高の8030円で終了。一時は8120円を付け、 2000年4月以来、約6年8カ月ぶりに上場来高値を更新した。糖尿病薬「アク トス」が国内外で好調に推移、配当性向45%を標ぼうしていることもあり、増 配期待が根強い。ドイツ証券ではアクトスの2011年3月期売上高を35-36億 ドルと試算している。舛添憲司アナリストはアクトスの特許が満了する2012 年切れをどう読むかでアナリストの力量が問われると話していた。

資生堂(4911):終値は0.4%安の2520円。一時2555円まで上昇し、株式 分割等を考慮した上場来高値を更新した。物流費の圧縮や効率化を図り、同社 の物流子会社「資生堂物流サービス」を日立グループに売却するなど、営業利 益率10%の達成に向けて自助努力を続けている。利益率改善で同社の利益も上 乗せできるとの期待が根強い。

凸版印刷(7911):3.9%高の1298円と大幅続伸。2007年度は、液晶パネ ルの材料となるカラーフィルター(CF)の付加価値が向上するとの見方が広 がった。クレディ・スイス証券は20日付で、同社株の投資判断を「中立」か ら「買い」に、目標株価を1250円から1500円にそれぞれ引き上げた。

中国塗料(4617):2.5%高の899円で終了。一時910円まで上昇し、約 14年10カ月ぶりの高値水準に値を戻した。工業用塗料の値上げが海外を中心 に浸透、採算性の改善などから業績拡大期待が強まっている。08年3月期以降 も安定的な収益拡大が見込める割に株価が割安だとして買いが続いている。

日産自動車(7201):0.1%高の1429円。21日付の日本経済新聞朝刊が「日 産自とNECはハイブリッド車や燃料電池車などの環境対応車に搭載する自動 車用電池事業で提携する」と報道。環境対応車の開発競争で巻き返しを狙う戦 略が明確になったことが評価された。外国為替市場でドル・円相場が1ドル= 118円台半ばまで円安が進行、輸出採算の改善期待も後押しした。

小林製薬(4967):4.5%高の4400円。子会社の医薬品卸売コバショウ社 とメディセオ・パルタックホールディングス(7459)傘下で同業のパルタック が経営統合する方向で協議を始めると発表。統合が実現すれば、財務内容の改 善につながるとの見方が出ていた。

メディアエクスチェンジ(3746):12%高の9万5600円ストップ高で107 株の比例配分。3万株超の買い注文を残した。NECグループ(6701)の日本S GIと資本・業務提携すると発表。ライブドア子会社として低下した信用力を 向上させるとともに、顧客獲得につなげるとの期待が高まった。

USEN(4842):11%高の1425円。一時は1450円まで上昇した。2007 年8月期第1四半期となる9-11月期の連結経常損益は18億4700万円の黒字 (前年同期は7億800万円の赤字)となった。インテリジェンスの子会社化や、 無料動画配信「GyaO(ギャオ)」の赤字幅が縮小、これを評価した投資家 の買いを集めたようだ。

パソナ(4332):5.5%高の25万1000円。一時25万6000円と、8月21 日以来となる25万円乗せに迫った。企業の好業績を受けて人材派遣事業が順 調に推移した上、利益率の高い人材紹介事業や再就職支援事業も好調で、2006 年11月中間期の連結業績が予想を上回った。団塊世代の大量退職も本格化し てくるため、中期的な収益拡大を期待した買いが増えている。

日興コーディアルグループ(8603):7.1%高の1237円で終了。過年度決 算の訂正を公表した18日以降で最大26%値下がりしていたが、この日は買い が先行、日興株が割安な水準まで売られたとみた向きから同社株を買い戻した り、組み入れたりする動きが出た。米格付会社ムーディーズ・インベスターズ は19日付で同社の発行体格付けBaa2/P-2で継続していた。

三洋信販(8573):大幅反落。5.5%安の3260円。今月14日に付けた年 初来安値3340円を下回り、3220円まで下げ幅を広げる場面もあった。金融庁 が20日に、国内の全約920店を対象にした業務停止を命令したことを受け、 企業イメージの悪化や顧客の離散による業績への悪影響が懸念された。

UFJニコス(8583):6.0%安の468円。同じ三菱UFJグループのディ ーシーカードと07年4月1日付で合併することで最終合意した。合併に伴う リストラ効果などで収益力を一段と高めるとの期待があったものの、提示され た中期収益計画の数字が低く、上限金利引き下げの影響が大きいと失望売りを 誘った。

三菱マテリアル(5711):2.7%安の432円と安値引け。高速道路建設用な どで住宅の落ち込みを補ってきた米国セメント需要が変容をきたしているとの 報告が出て、連結営業利益の18%を占める三菱マテのセメント事業に対して警 戒感が強まった。クレディ・スイス証券の山田真也アナリストは、「07年も 5%程度の需要減少見通し」と分析していた。

CHOYA(3592):4.4%安の173円。一時172円を付け、2001年6月 以来、5年半ぶりの安値圏まで下落した。天候不順の影響でシャツの販売が伸 び悩んだほか、不採算店撤退の遅れが響いて業績低迷を確認、売り注文が優勢 となった。

テンポスバスターズ(2751):1.6%安の12万5000円と続落。2006年6 月に買収した内装工事のハマケンの収益改善策が浸透せず、同事業の赤字が連 結業績全体の足を引っ張った。06年10月中間期の業績下振れを受けて、売り 注文が先行した。連結経常利益は前年同期比15%増の2億7500万円にとどま り、事前の予想値を1.4%下回った。

パイプドビッツ(3831):21日、東証マザーズに新規上場した。終日買い 気配のまま推移し、売買不成立で終了。取引時間終了時点の気配値は公開価格 (21万円)の約2倍となる43万円で、差し引き6000株近い買い越しとなった。 同社は2000年設立。顧客の情報資産を管理・運用するアプリケーション・ソ フトウェアを提供している。

東京一番フーズ(3067):21日、東証マザーズ市場に新規上場した。終日 買い気配のまま推移し、売買不成立で終了。取引時間終了時点の気配値は公開 価格(29万円)の約2倍となる59万円で、差し引き900株超の買い越しだっ た。同社は1998年10月に設立。「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」を 首都圏に06年9月末時点で34店舗展開している。

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