ゴールドマン:ウォール街の歴史塗り替える-CEOら12人に巨額賞与

米証券大手、ゴールドマン・サックス・グ ループは、ロイド・ブランクフェイン会長兼最高経営責任者(CEO、52)へ の5340万ドル(約63億円)のボーナスで、ウォール街の歴史を塗り替えた。

他の11人の最上級幹部にも、合わせて1億5000万ドル以上の価値の株式 とストックオプション(自社株購入権)を付与した。ゴールドマンの19日の届 け出によると、共同社長のゲーリー・コーン氏(46)とジョン・ウィンケルリ ード氏(47)は2570万ドルずつを得る。ブランクフェインCEO以外の幹部へ の現金賞与は明らかにされていない。

ゴールドマンの2006年度純利益は前年度比70%増の95億4000万ドルとな り、高額賞与は約束されていた。それにしても、ブランクフェインCEOの賞 与は、時価総額で世界最大の銀行シティグループのチャールズ・プリンスCE Oが昨年得た額の2倍以上だ。先週明らかにされたモルガン・スタンレーのジ ョン・マックCEOの今年の賞与4000万ドルも大きく超えた。

人材あっせん会社ボイデン・エグゼクティブ・サーチ(ニューヨーク)の 金融サービスグループ責任者ジョアンヌ・ブランソーバー氏はブランクフェイ ンCEOの賞与について、「適切な額だ」として「確かに巨額で前例がないが、 もっと高くなることもあり得た。これ以上高かったら問題だったかもしれない」 と話した。ゴールドマンの株主が今年3月に承認した報酬プランでは、最上級 幹部25人の賞与の上限は8740万ドルとなっていた。

ブランクフェインCEOをはじめゴールドマンの賞与は巨額だが、ヘッジ ファンド業界に比べればまだ穏やかだ。業界トップ10人のヘッジファンド運用 者の昨年の収入は2億ドル以上だった。

ゴールドマンによると、ブランクフェインCEOの賞与は現金2730万ドル、 1570万ドル相当の制限付き株式、1050万ドル相当のストックオプションだった。 広報担当のルーカス・バンプラーグ氏によると、同CEOの給与は昨年と同じ 60万ドル。バンプラーグ氏は「顧客と自身のために富を生み出すのは良いこと だというのが当社の哲学だ。気取った態度は疎まれ、慈善事業は当然視されて いる」と述べた。ブランクフェイン氏はニューヨークの貧困層を救済する慈善 団体、ロビン・フッド・ファウンデーションのディレクターを務めている。

他の幹部では、デービッド・ビニアー最高財務責任者(CFO)が株式と オプションで1910万ドル、スザンヌ・ノラ・ジョンソン副会長が1540万ドル を得た。ジョン・ワインバーグ副会長兼投資銀行共同責任者が1510万ドル、エ ドワード・フォースト最高管理責任者(CAO)が1650万ドル。

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