【個別銘柄】日興コG、ミサワH、エネサーブ、その他金融、任天堂

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

日興コーディアルグループ(8603):14%安の1219円のストップ安(制 限値幅いっぱいの下落)比例配分。下落率は東証1部でトップ。過年度決算で 不適切な利益を計上していたと判断し、05年3月期の有価証券報告書を訂正し た。虚偽記載を受けて東京証券取引所が同社株を監理ポストに割り当てたこと から、企業イメージの低下に伴い顧客や投資家離れが進むとの不安が高まった。

ミサワホームホールディングス(1722):1.4%安の2740円と年初来安値 を更新。出来高は407万株で過去25営業日の平均(20万株)20倍超に膨らん だ。上場子会社ミサワホーム九州が行った不適切な会計処理が6年間で726棟 に上っていたことが18夕に判明、嫌気売りが膨らんだ。ミサワホーム九州が 2004年3月期に実質債務超過に陥っていたことも明らかになるなど、組織ぐる みで不正を行っていた点が問題視されている。

エネサーブ(6519):13%安の438円と急落。連日で上場来安値を更新し た。東証1部値下がり率ランキングで2位。18日に、全従業員の3分の2に当 たる約240人の希望退職を募集するなどと発表。希望者が募集人員に達した場 合は2007年3月期に約16億円の特別損失を計上するとしていることに加え、 事業縮小による収益の先細りを懸念した売りが膨らんだ。

その他金融:軒並み安。TOPIXその他金融業指数は2.6%安の982.23 ポイントと低落した。新貸金業法の成立により中期的な業績低迷が懸念されて いる。野村証券の飯村慎一アナリストは「大手消費者金融専業5社が2008年 3月期から10年3月期にかけて貸付金残高の圧縮と貸付金利の引き下げに動 く」と予想。営業利益は06年3月期比で30-40%の利益水準が続くと分析し ていた。

栄研化学(4549):5.9%安の1261円と反落。ただ、昨日の上げ幅172円 と比べると、下げ幅79円は小さい。ノロウイルスによる感染性胃腸炎の大流 行で、殺菌消毒剤やウイルス検査薬などを手掛ける関連メーカーに対する関心 が高まっている。19日朝の読売新聞電子版などによると、ノロウイルスなどに よる感染性胃腸炎の発生報告は11月27日からの1週間で、約6万5600件に 上った(国立感染症研究所がまとめた小児科医療機関からの報告数)。

任天堂(7974):一時2.2%高の3万円まで買い進まれ、上場来高値を更 新。年初来リターンは110%に上り、TOPIX100の採用銘柄では1位。メ リルリンチ日本証券の永吉勇人クオンツストラテジストは15日にTOPIX ニューインデックスシリーズの銘柄入れ替えに用いる基礎データが確定したこ とを受けて、「来年1月4日には、①JT、②JFEホールディングス、③任 天堂がラージ70からコア30に昇格する」と分析、半面、コア30からラージ 70にヤフー、デンソー、りそなホールディングスが降格すると予想した。

ファナック(6954):0.1%高の1万1310円と7日続伸。一時は1万1550 円を付け、4月5日の年初来高値(1万1900円)まであと2.9%のところまで 値上がりしてきた。自動車関連投資の回復を期待する向きが多い。クレディ・ スイス証券は18日付で投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。西村 光彦アナリストは「短期的な株価の割安感や出遅れ感に根付いたトレーディン グアイデアから転化し、2007年の資本財業界のテーマになり得る」と分析。

東京ドーム(9681):9.1%高の478円で終了。東証1部上昇率ランキン グでトップとなった。不採算事業からの撤退がほぼ完了、特別損失や赤字事業 が消える見通し。19日付の日本経済新聞朝刊が08年1月期の連結純損益が 110億円程度の黒字になると伝えたこともあり、収益回復を期待した買いが増 えた。昨日の取引では、年初来安値となる435円まで下げていたため、値ごろ 感から反発力が大きくなったようだ。

ミライアル(4238):1.4%高の1万3040円。プラスチックなどの射出成 型機メーカーの山城精機製作所(埼玉県川口市)を約13億円で買収すると18 日に発表、シナジー効果などが期待された。コスモ証券の斎藤和嘉アナリスト は、「顧客であるSUMCOや信越半導体の増産に合わせる形で、来年半ばに 新工場を稼動する。不足気味だった技術者の囲い込みが可能になる」と評価。

ミヤノ(6162):3.4%高の336円。約1カ月半ぶりの高値水準を回復し た。生産効率の向上やユーロ高による輸出採算の改善などで06年12月期の利 益予想を上方修正した。「コンサルタントを使って『トヨタ生産方式』を取り 入れた。驚くほど効率が上がった」(同社経営企画室・渡辺正室長)と言う。 年間配当を3円から4円に1円増配する予定。

エスグラントコーポレーション(8943):3.7%高の25万2000円。一時 は10%高の26万8000円まで買われ、10月下旬の水準まで値を戻した。来期 に予定していた東京都内の大型商業ビルやオフィスビル数棟のファンドへの売 却が今上期に前倒しになったとして06年12月中間期の連結経常利益予想を

11.6億円から17億円に増額修正したことが好感された。

ランドビジネス(8944):午後2時30分に07年3月中間期と07年9月 通期の業績予想を上方修正すると発表。その後買いが膨らんだ。終値は0.3% 高の29万5000円。会社側の想定より不動産が高い価格で売却できているとい う。業績好調を受けて年間配当予想は3500円から4200円に引き上げ。

ツヴァイ(2417):1.2%高の1940円。一時2000円まで買われ、今年11 月7日の水準まで値を戻した。高付加価値サービスを望む会員層が拡大、同社 に入る月会費や情報提供料が増えている。売り上げ好調と広告宣伝費の抑制に より増益が見込めることが評価された。

ベストブライダル(2418):1.8%高の86万5000円と4連騰。ハウスウ エディング(邸宅風結婚式)の需要の高まりを背景に店舗展開を進めており、 業績の拡大傾向が続いている。06年12月期の年間配当金を3000円にすると 18日発表。1対3の株式分割を考慮すると実質では前期比3000円の増配に。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):終値は0.8%安の3660円。午 後2時30分すぎまでプラス圏で推移していた。グループ共通の独自企画商品 を開発、3年後に年間3600億円の売上高を目指すと一部で報じられ、食品メ ーカーや飲料メーカーなどの価格政策も少なからず影響を受けるとみられた岡 三証券企業調査部の鳥濱伸八アナリストは、「NB(ナショナル・ブラ ンド)の価格引き下げが目的なのだろう」とみていた。

くらコーポレーション(2695):2.5%高の25万円で高値引け。魚価高と 人件費増をこなして07年10月期も2けたの増収増益が可能だと14日に公表。 その後、株価の反転傾向が鮮明化している。この日は一目均衡表の転換線が基 準線を上抜け「買いシグナル」点灯した。

ダイセキ(9793):急反発。一時3070円を付け、年初来高値を更新した。 終値は2.0%高の2995円。国内燃料価格の高騰を受けてリサイクル燃料の需要 が堅調。主力の産業廃棄物の中間処理事業も好調で、2007年3月期の連結営業 利益は55億円前後になるとの見方が浮上している。汚染土壌調査を行う子会 社の業績好調なども確認され、買い注文が優勢となっている。

日本アジア投資(8518):0.3%高の722円。会計基準の変更を受けて11 月6日に発表した9月中間期の決算を訂正、投資事業組合(ファンド)の完全 連結に伴い大幅な増収経常増益決算になったことで、好業績企業との認識が強 まった。市場では「株主に帰属する部分は変わらず、本来買われる材料でな い」との声も出ていた。

メディシノバ・インク(4875):終値は1.9%高の1498円、時価総額は今 年5月以来、約半年ぶりに150億円台に回復した。米国でぜん息治療薬「M N-221」の臨床試験第2相(フェーズ2)を開始したことが明らかになり、研 究開発プロジェクトが想定通り順調に進展しているとみられた。

クラフト(7440):9.1%高の2390円と大幅高。ジャスダック値上がり率 ランキングで6位。発行済み株式の16%を上限にこの日から自社株買いを実施 している。自社株買いが当面の株価を下支えていく上、買い付け価格が前日終 値を大きく上回ることから、市場で株券を調達して応募すれば、利益が得られ るとみた買いが入った。

共英製鋼(5440):19日、東証と大証の1部に新規上場した。東証では午 前9時40分に公募価格2400円を21%上回る2910円で売買が成立、大証では 9時32分ごろ2760円で初値が付いた。同社は土木・建設用鋼材を中心とした 鉄鋼製品を製造するほか、医療廃棄物や産業廃棄物の中間、最終処理を手がけ る。住友金属工業の持分法適用会社。

ドリームバイザー・ドットコム(3722)4営業日ぶりに反落して6.3%安 の32万7000円で終了。上場企業の財務分析・倒産予知ソフトウエアを開発し ているオックスホールディングスから、日本証券新聞社(本社・東京都中央 区)の株式を取得することが決まり、費用計上に伴って2007年6月期の利益 予想を減額修正したことを受けた。

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