上海の銅先物相場:反発-チリの製錬所ストによる供給懸念と在庫減で

19日の上海銅先物相場は反発。スイスのエ クストラータがチリで運営するアルトノルテ銅製錬所でストライキが発生し、銅 の国際価格が上昇したことに加え、世界の銅在庫が減少したことを受けて買われ た。上海の銅相場は18日、4週間ぶりの安値まで下げていた。

チリ3位の銅製錬所、アルトノルテ製錬所の労働組合代表、イシドロ・カ ブレラ氏は18日、賃上げ交渉が決裂したことを受け、同労組がストに入ったこ とを明らかにした。また、ロンドン金属取引所(LME)の指定倉庫の銅在庫は 同日、前週末比0.5%減の17万3250トンとなった。

中国国際フューチャーズ(上海)のトレーダー、唐亦軍氏は「銅の国際価 格が回復したことが上海の銅相場の支援材料となった」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場2月限は、前日比最大460元(0.7%)高の1 トン当たり6万3240元。上海時間午前10時40分現在、6万3060元で取引され ている。

LMEの銅先物相場(3カ月物)は、上海時間午前10時42分現在、前日 比40ドル(0.6%)高の6710ドル。世界の銅在庫が拡大するなか、15日には 6618ドルと、6月23日以来の安値まで下げた。

国際銅研究会(ICSG)の18日の発表によると、1-9月の銅生産は需 要を8万1000トン上回った。前年同期は31万9000トンの不足だった。銅在庫 は過去1年間で2倍以上に増加している。

アルトノルテ製錬所の労組の財務担当者、ペドロ・ラミレス氏は18日の電 話インタビューで、会社側の提示した賃金と一時金の引き上げ案を同労組が拒 否したことを明らかにしている。

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