ダイハツ:07年世界生産台数は1.3%増を計画-4年連続で最高へ(5)

トヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業は18 日、2007年の世界生産を06年見込みに比べて1.3%引き上げる計画を発表した。 4年連続の過去最高更新を見込む。ダイハツの箕浦輝幸社長が同日、都内で開い た新車発表会で明らかにした。

07年の世界生産計画は136万2000台。内訳は国内が06年見込み比1.5%減 の103万台、海外が同11%増の33万2000台。トヨタ向けは同3.7%減の36万 6000台を計画している。国内のダイハツ車の生産は同1.6%増の76万9000台で トヨタ向けが全体を押し下げる格好。

05年末に全面改良した「bB」、06年1月に新規投入した「ラッシュ」の 効果で06年の国内のトヨタ向け生産は前年比72%増の28万9000台を見込んで いるが、「モデルが2年目に入るので台数は減る」(神尾克幸副社長)としてい る。

07年の世界販売は同5.4%増の100万2000台で、このうち国内が同2.4% 増の63万5000台。国内販売の車種別内訳は、主力の軽自動車が同3.3%増の62 万台、小型車が同25%減の1万5000台となっている。

コメルツ投信投資顧問の山本平社長は、生産、販売ともに増加が続くことに ついて、他メーカーと同様に国内の軽人気の恩恵を受けていることに加え、ダイ ハツの小型車づくりのノウハウを活用しているトヨタ自動車からもメリットを得 ていると指摘する。

箕浦社長は、06年の国内軽自動車市場は200万台を上回るとの見通しを示 した。ただ今年は全メーカーで計11車種の新車が発売されており、こうした事 情も加味すると、07年は200万台弱になるとみていると語った。

CVTを増産

一方、神尾克幸副社長は、軽自動車向けのCVT(無段変速機)の生産を来 年2月までに現在の月5000基から9000基に増やすことを明らかにした。神尾副 社長によると、「燃費に対するユーザーの反応はわれわれの想像以上に強く」、 10月に全面改良した軽乗用車「ムーヴ」のCVT比率は「直近のデータで37% に達しており、グレードによっては納車まで2カ月近くかかるものがある」ほど、 CVTの供給が追いついていないという。

CVTはこの日に全面改良を発表した軽乗用車「ミラ」にも搭載。「ミ ラ」は、停車中のエンジン停止とCVTとの組み合わせで1リットル当たり27 キロ走行できる低燃費を実現した。

ダイハツ株の18日終値は前週末比9円(0.8%)高の1170円。

--共同取材:藤村奈央子  Editor:Taniai

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