任天堂:DSに続きWiiのストラップ320万台分も自主交換へ(3)

任天堂は15日、11月に米国、次いで12月 に日本でも発売した新型家庭用ゲーム機「Wii」付属品の無線コントローラー に付いているストラップ部分に問題があるため、自主交換することを明らかにし た。任天堂は同日、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の専用ACアダプタも無 償交換すると発表しており、相次ぐトラブルの発生となった。

交換対象は全世界で販売した320万台分。Wiiはコントローラーを片手で 持ち、テニスのラケットのように振り回すことでゲームを体感できるのが特徴。 しかし、ストラップとコントローラーを結ぶひもが切れてリモコンが手元から落 ちるなどとの指摘を受け、実態調査に乗り出していた。同社広報室の豊田憲室長 は、ひもの太さを0.6ミリから1ミリに交換し、強度を高めるとしたうえで、自 主交換に伴う費用は「数億円になる見込み」と述べた。

一方、同社は同日、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」と「ニンテンドーD SLite(ライト)」に同梱した専用ACアダプタの計約20万台に、一部不具合 があったとして、このアダプタを無償交換することも発表した。長野日本無線が 製造し、任天堂が供給を受けていた製品で、生産工程の不具合により、故障の状 態のまま通電した場合などに、まれに過熱により外部樹脂が損傷、発煙ややけど の恐れがあるという。

野村証券の桜井雄太アナリストはニンテンドーDSについて「どこまで広が りを持つかは分からないが、無償交換の対象の数がすごく少ない」として、任天 堂には影響はないだろうとの見方を示した。また「任天堂はアフターサービスが ものすごく誠実なので、短いリードタイムで対応するだろう」と語った。同氏は 任天堂の投資評価について「買い」としている。

ニンテンドーDSは、2004年11月に米国で、同年12月に日本国内で発売。 ゲームソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などのゲームソフトで人気 が高まり、今年3月に発売したDSライトと合わせて総販売台数は約1300万台 に上っている。

任天堂の株価終値は、前日比1020円(3.6%)高の2万9420円。