OPEC総会は減産見送りか-1バレル=61ドル超で

石油輸出国機構(OPEC)は、原油相場 が1バレル=61ドル超の水準で推移しているのを受け、14日にナイジェリアの アブジャで開く総会で減産見送りを決める可能性がある。

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は前日アブジャで、市場はOP ECが2年半ぶりの減産に合意した10月に比べて「はるかに良い状態」だと発 言。ダウコルOPEC議長らも減産は不要かもしれないとの見解を示している。

カリヨンのエネルギー市場調査担当グローバル責任者、マイク・ウィット ナー氏は、「総会前に価格が急落しない限り、OPECは減産しないだろう。 その必要はないだろうし、そうする動機も出てこないためだ」と述べ、「来年 1月後半の会合で市場の状況を見極め、2月1日に日量50万バレルの減産を実 施する案が妥協案に含まれる可能性がある」と予測した。

OPEC当局者は新たに減産を計画するよりも、10月20日にカタールのド ーハで開かれた総会での日量120万バレルの減産決定を厳格に守ることを選択 する可能性があるとしている。前回の減産合意は、ニューヨーク原油価格が7 月の最高値78.40ドルから下落していたことに対応したもので、前回の会合以 降の平均は約60ドル。

AGエドワーズ・アンド・サンズのエネルギー・アナリスト、エリック・ ウィッテナウアー氏は、「今回は従来の決定を継続し、来年初めに再び減産問 題を取り上げる公算が大きい」と述べ、「基本的に価格安定の目標は達成して いる」と指摘した。