スイスのUBS:ニューヨーク州が提訴-高コスト口座への顧客移管で

ニューヨーク州司法当局は12日、欧州 最大の銀行、スイスのUBSが顧客をコストの高い口座に移管し数千万ドルを 不当に徴収したとして、同社を提訴した。

エリオット・スピッツァー・ニューヨーク州司法長官は、UBS傘下のU BSファイナンシャル・サービシズが取引ごとの手数料ではなく運用資産に基 づいた料金を課す口座「インサイトワン」に顧客を移管したことは不要であり 不当だとして、同社をニューヨーク州裁判所に提訴した。UBSは州側の主張 を否定し、インサイトワン口座は同社の米国の証券口座中3.5%未満にすぎな いと反論した。

証券会社は、より安定した収入が得られることから、運用資産ベースの料 金体系への選好を強めている。モルガン・スタンレーとレイモンド・ジェーム ズ・ファイナンシャルは2005年に、業界監視団体のNASDに摘発され225 万ドル(約2億6270万円)の罰金を支払い、474万ドルを顧客に返還してい る。NASDは、運用資産ベース料金の口座が適切かどうかの同社の判断は不 適切だったと主張した。

証券業界調査会社エイト・グループのアナリスト、アダム・オノレ氏は 「UBSはもっと慎重であるべきだった」として、「運用資産ベース料金が選 好されるなかで、証券会社は小口投資家が自身の目的や取引スタイルに最適の 口座を選ぶように、確実にモニターする必要がある」と話した。

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