安倍首相:6カ国協議再開されれば拉致問題の重要性訴える-記者会見

フィリピンを訪問中の安倍晋三首相は9日、 マニラ市内のホテルで記者会見し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が再開 されれば、拉致問題の早期解決を積極的に求めていく方針を明らかにした。ま た、北朝鮮の核兵器放棄に向け、各国と連携しながら早期の具体的な成果を求 めていく考えも強調した。

この中で、安倍首相は拉致問題について「わたしの政権の最重要課題だ。 すべての被害者の安全確保、即時帰国、真相究明、拉致実行犯の引き渡しを引 き続き強く要求する」と指摘。そのうえで、「6カ国協議においても日本として 取り上げ、早期解決の重要性について訴えていく」と語った。

来年靖国神社を参拝するかどうかについては、「靖国参拝については今まで 何回も述べている通りだ」と述べ、参拝するかしないかについて明言しない考 えを改めて示した。

日本が提唱する東アジア首脳会議(サミット)に参加する16カ国で経済連 携協定(EPA)の締結を目指す構想については、「日本にとっても、中国にと っても地域の経済連携が地域の未来に資する共通の利益だとの共通認識がある。 民間専門家による研究については中国も理解をしていただけるのではないかと 期待している」と述べ、まずは民間人による経済連携に関する研究を推進して いく考えを明らかにした。

フィリピン政府が大型台風の接近を理由に延期したセブ島での東アジアサ ミットなど東南アジア諸国連合(ASEAN)との一連の国際会議の開催日程 に関しては、「現時点では何も決まっていない。今後、各国で調整をしていくこ とになる」と述べた。