豪AWB:小麦輸出独占を放棄へ、旧イラク政権疑惑に対応-豪首相

オーストラリアの穀物会社AWBは、67年 間に及ぶ小麦輸出の独占事業を放棄する。同社の元幹部がイラクのサダム・フ セイン政権時代に不正な資金をイラク側に渡していたとの疑惑を受け、元幹部 が刑事告訴される可能性が高い。

ハワード豪首相は5日のキャンベラでの記者会見で、AWBが持つ小麦輸 出を独占する権限をマクゴーラン農林水産相に6カ月間移管すると述べた。

豪州の33億豪ドル(約3000億円)規模の小麦貿易は、米カーギルやスイ スのグレンコア・インターナショナル、豪グレインコープなどに開放される公 算が大きい。メルボルンに本社を置くAWBは昨年、世界の小麦市場で14%の シェアとなっていた。AWBは先週、小麦輸出部門を分離し、農家に輸出を直 接委ねる計画を発表していた。

豪政府による調査は先週、フセイン政権に不正資金を渡していたとしてA WBの元幹部11人を告訴するよう促す結論を示した。この問題は国連機関でも 調査の対象となっている。