米証券会社システム経由の株取引増える-証取離れ広がる可能性

ニューヨーク証券取引所と米店頭市場を運営 するナスダック・ストック・マーケットは、最大の顧客企業が最も強力なライ バルになりつつあるのを目の当たりにしている。

UBSとゴールドマン・サックス・グループ、クレディ・スイス・グルー プを中心とした証券会社はすでに、米株取引全体の12%を扱っている。ボスト ンに本拠地を置く証券業界コンサルタント企業アイト・グループがまとめたデ ータによれば、NY証取やナスダックを避ける投資銀行はさらに増え、2010年 までには、証券会社の取り扱いシェアは18%まで上昇する見込みだ。

証券会社内部のシステムを利用し、投資家は大量の株式を誰にも知られず に動かすことができる。UBS米株担当のラリー・リーボウィッツ最高業務責 任者(COO)は、「証券会社のシステム経由の取引が増えることは、顧客や証 券会社自身のための取引チャンスが拡大する」と指摘。証券会社システム経由 では取引内容が分からないため、「透明性の低下が流動性の価値を高める可能性 がある」と述べた。

今やウォール街ではほぼすべての主要証券会社が自前の電子取引システム を運営しており、証取や電子取引ネットワークに取り次ぐ前に顧客の取引の多 くをシステム内で成立させている。

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