米ファイザー:株価急落の公算-「リピトール」後継薬の開発打ち切り

世界最大の製薬会社、米ファイザーの株価 は急落する可能性が高い。同社が予想に反して、主力のコレステロール降下剤 「リピトール」の後継薬の開発を打ち切ったことが背景にある。

ファイザーは2日、開発中だった「トルセトラピブ」について、トルセト ラピブとリピトールを服用した患者の死亡者数が、リピトールだけを服用した 患者より多かったとの報告を受けたことを理由に、トルセトラピブのすべての 臨床試験の取りやめを発表した。同薬の安全性に関するデータを検討していた 専門家で構成する独立委員会が、ファイザーに2日午前報告した。

これを受けて同社は、コスト削減や企業買収による製品取得を「加速する」 方針だ。ジェフリー・キンドラー最高経営責任者(CEO)が声明で明らかに した。

ファイザーはトルセトラピブの開発に10億ドルを投資。来年下半期に販売 認可を申請する予定だった。アナリストは同薬の年間売上高が最終的に200億 ドルに達するとみていた。リピトールは同130億ドルで、同社の純利益の半分 を稼ぎ出している。特許切れは2010年。

同社の1日株価終値は前日比37セント(1.4%)高の27.86ドルだった。

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