上海の銅先物相場:続落-人民元が対ドルで上昇、輸入拡大観測高まる

29日の上海銅先物相場は続落。人民元がド ルに対して上昇したことから、銅の輸入価格が下落し、供給拡大の可能性が高ま ったことが要因。

ポールソン米財務長官が、通貨上昇は米中両国間の通商「摩擦」の解消につ ながると発言したのを受け、人民元は対ドルで一時、ペッグ(連動)制廃止以来 の最高値を更新した。銅はドル建てのため、人民元が上昇すれば中国の加工業者 は割安な価格で銅を輸入することができる。

上海金鵬フューチャーズのトレーダー、呉博聞氏は29日のインタビューで、 「人民元の上昇により中国の銅輸入は増加すると予想される」と指摘。銅輸入の 拡大により、「国内市場の供給が緩和する可能性がある」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場1月限は、前日比最大1260元(1.9%)安の1 トン当たり6万5020元。上海時間午前11時29分現在、6万5110元で取引され ている。

人民元は、上海時間午前10時28分現在、対ドルで0.06%高の1ドル=

7.8388元。ブルームバーグのデータによると、一時は7.8380元と、人民元とド ルとのペッグ制が廃止された2005年7月以来の最高値を付けた。