米マイクロソフト「ビスタ」:半導体メーカーの株価浮揚効果は軽微か

米マイクロソフトの次期基本ソフト(OS) 「ウィンドウズ・ビスタ」が、大手半導体メモリーメーカーの韓国サムスン電 子やハイニックス半導体の株価に与える影響は軽微なものにとどまる可能性が ある。アナリストらはその理由として、大半の新型パソコンには、ビスタに対 応するのに十分なメモリーがすでに搭載されていることを挙げる。

半導体メモリー米最大手のマイクロン・テクノロジーや欧州最大手の独キ マンダは、サムスンやハイニックスと同様、ウィンドウズの更新としては2001 年以降最大規模となるビスタの導入に伴うメモリー需要の拡大を予想している。

ただ、米国のデスクトップ型パソコンの3分の2には、ビスタを稼働する のに必要な1ギガ(1ギガ=10億)バイトのメモリーが搭載されているため、 ビスタ導入を控えて今月すでに5.3%上昇した半導体株のさらなる上昇余地は、 限定的なものにとどまる可能性がある。

ランドマーク・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャー、 キム・ヒュンテイ氏は「ビスタ効果は当初予想より小さくなる可能性がある。 システムをすぐに変更するメリットがあまりないためだ」と指摘。「需要の爆発 的な伸びを期待するのは時期尚早だ。ビスタは半導体メーカーにとって、長期 的な影響を与える要因になる」と語った。

マイクロソフトがビスタを企業向けに今月末、消費者向けに来年1月にそ れぞれ発売する方針を明らかにしたのを背景に、サムスンの株価は今月これま でに7%上昇。ハイニックスは同4.1%上昇している。

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