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OJ・シンプソン氏の書籍・TV計画は無分別だった-ニューズCEO

メディア大手、米ニューズ・コープのルパ ート・マードック最高経営責任者(CEO)は20日、妻とその友人を殺害した 罪で起訴されたものの無罪判決を受けたO・J・シンプソン氏(59)の執筆し た書籍の出版と、同氏をゲストとした特別番組を中止したことを明らかにする とともに、同プロジェクトは「無分別」だったと陳謝した。

自分が犯人だったならばどのように殺害を実行したかを記したシンプソン 氏の著書「O.J. Simpson: If I Did It, Here's How It Happened(仮題)」は、 ニューズの出版部門ハーパーコリンズ傘下のリーガンブックスから11月30日 に出版される予定だった。出版者のジュディース・リーガン氏がシンプソン氏 をインタビューするフォックス・テレビの特別番組も11月27、29日に放送が 予定されていた。

マードック氏は電子メールで「私と上級経営陣は、このプロジェクトは分 別のないものだとの米国民の意見に同意した」と述べた。

フォックスの系列局のうち約12局は、特別番組の放映を拒否した。米誌ニ ューズウィークによると、リーガンブックスはシンプソン氏に350万ドル(約 4億1330万円)の前払い金を支払っていた。ニューズの広報担当者アンドルー・ ブッチャー氏は、書籍は既に印刷済みだが廃棄する計画だと述べた。印刷部数 は承知していないとしている。

シンプソン氏は1994年の刑事裁判では無罪判決を受けたものの、民事裁判 で3350万ドルを被害者の遺族に支払うことを命じられた。遺族らは今回の書籍 とテレビ番組の計画が明らかになって以来、出版・放映に反対を表明してきた。 マードック氏は声明で、被害者の遺族に「苦痛を与えたことを謝罪する」と述 べた。

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