欧州の金融機関:賞与は今年がピークか、最大で前年比30%増に-調査

ロンドンの人材あっせん会社アームストロング ・インターナショナルによると、欧州の金融機関の賞与は今年がピークとなる可能 性がある。利益拡大のペースは今後、鈍化が見込まれる。

調査によると、M&A(企業の合併・買収)助言を手掛けるバンカーや富裕層 向け業務のプライベートバンカー、デリバティブ(金融派生商品)と商品トレーダ ーの報酬は最大30%増える見込み。一方、債券引き受けを手掛けるバンカーは10 %未満の伸びが予想される。また、各社は優秀な人材の流出防止を目指し、そうし た人材の賞与を手厚くするため、成績の上がらなかった従業員の賞与は横ばいの恐 れもある。

アームスロングのパートナー、マシュー・オズボーン氏は「来年前半は好業績 が続くだろうが、来年末について強気の人は多くない」として、「2007年に関する 不透明感を考えると、06年は賞与が最高だった年として多くの中高年従業員の記憶 に残ることになるかもしれない」と話した。

ブルームバーグ・ニュースの概算によると、ゴールドマン・サックス・グルー プやモルガン・スタンレー、メリルリンチなど米国の5大証券会社の従業員17万 3000人の賞与は合計で、過去最高の360億ドル(約4兆2360億円)となる見込み だ。調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト予想では、2007 年の5社の合計利益は前年比0.9%減が見込まれる。

アームストロングが金融機関30社余りを対象にまとめた調査によると、投資 銀行のマネジングディレクター・クラスは100万-300万ドル(約1億1770万-3 億5300万円)を得る見通し。ディレクターは120万-130万ドル。マネジングディ レクターでもあるトップクラスの株式アナリストは100万ドル余りと予想されてい る。

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