米セントルイス連銀総裁:現行金融政策は「ほぼ適切」-住宅市場を注視

米セントルイス連銀のプール総裁は14日、 デラウェア州での講演後に記者団に語り、現行の米金融政策は「ほぼ適切」と の考えを示した。ただインフレ低下が進まない場合は、利上げが必要になると 付け加えた。

プール総裁は「金融当局の使命を果たすために十分な規律のある政策が必 要だが、必要以上に厳しい必要はない」とした上で、「すべての情報を考慮し て、インフレ抑制が進展していないと感じたときは、私も一段の引き締めに賛 成するだろう」と述べた。

プール総裁は、当局が重視するインフレ指標が2004年以来望ましい水準 を上回っているなかでも、インフレ期待は「よく抑えられている」との認識を 示した。プール総裁は10月25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大勢 に従い据え置きを支持した。同総裁は07年末まで投票権を持つ。同総裁は「市 場はインフレ抑制に対する当局の姿勢の真剣さを理解している」との考えを示 した。

プール総裁は、現行のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は「ほ ぼ釣り合いのとれた状態」との見解をあらためて示し、利上げと利下げの可能 性がほぼ同等であることを示唆した。次の金利変更の時期には言及しなかった。

プール総裁は講演後の質疑応答では、住宅市場の低迷はさらに悪化する恐 れがあるものの、減速が経済全体を脅かさない限り、利下げをするべきではな いとの考えを示した。同総裁は「住宅市場がさらにどこまで落ち込むかは分か らない」が、「問題が住宅分野に限られている限り、連邦準備制度がするべき ことはない」と述べた。同総裁によれば、当局は現在、住宅市場に「特別な注 意」を払っている。