財務相:金融面から下支えを、金利変更は日銀に委任-GDP(2)

(第2段落以降に発言を追加します)

【記者:伊藤辰雄】

11月14日(ブルームバーグ):尾身幸次財務相は14日午前の閣議後会見で、 同日朝発表された7-9月期の実質国内総生産(GDP)が前期比年率2%増と 予想を上回ったことを受け、日銀による再利上げの観測が強まっていることにつ いて「これまで金融政策について、金融面から経済をしっかりと支えて欲しいと 申し上げている」と言明。その上で「具体的に金利をどうするかついては、私か らあれこれ申し上げることではない。日銀にお任せしている」と語った。

尾身財務相はGDPについては「消費がいくらか弱くなっているものの、設 備投資や輸出は増加している。全体としては、景気回復は続いているという認 識」と述べた。前期比0.7%減なった個人消費については「雇用者報酬の伸び悩 み、梅雨明けが遅れたこと、タバコ税の引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影 響があったかと思う」と分析した。

景気の先行きについては「海外経済の動向が内外経済に与える影響について は留意する必要があるが、企業部門の好調さが家計部門に波及しかかっており、 民間需要に支えられた景気回復が続くと見ている」と語った。そのうえで「全体 としては順調な回復が続いている」との認識を示した。

06年度の税収見通しについては「これから税収についても見通しを立ててい くが、全体としては税収の伸びが順調だと言われている。しかし、(上振れが) どのくらいになるかは、もう少し精査が必要だ」と語った。