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上期の国内携帯出荷、3G以上の伸び率鈍化-MNP控え解約延ばしで

電子情報技術産業協会(JEITA)が13 日発表した4-9月(2007年3月期上期)の国内携帯電話出荷(自動車電話含 む)で、高速大容量通信の第3世代(3G)以上の携帯電話の出荷の伸び率が前 年同期に比べ鈍化した。番号継続制度(MNP)の開始を控えて買い替えの動き が鈍ったことが要因とみられる。

いわゆる3.5世代も含めた3G以上では、上期は1952万台、前年同期比28% 増となった。伸び率は前年同期の41%から鈍化した。契約先を変えても番号を持 ち運べるMNPが10月24日から開始されたため、それ以前に顧客が携帯電話会 社の変更を手控える動きがみられた。

携帯電話各社の解約率は、7-9月でドコモが0.60%(前四半期が0.64%、 前年同期では0.81%)、KDDI(au)が0.95%(同1.04%、1.21%)、ソ フトバンクが1.27%(同1.50%、1.59%)と徐々に低下した。

三菱UFJ証券の佐分博信シニアアナリストは、上期の国内出荷が前年同期 に比べて伸び悩んだ点について「番号継続制度(MNP)を前に、解約を引き延 ばす動きがあり、端末の取り替えも低位に落ち着いていた。下期はMNPの開始 が出荷を一時的に押し上げる要因になるだろう」との見方を示した。

また、全体では、前年同期比2.8%増の2174万7000台となった。第2世代 (2G)は同63%減の222万5000台に縮小した。3G以上の出荷比率は89.8% (前年同期は72%)に高まって、3G以上の機種がほぼ9割を占め、2Gからの 移行が一段と進んでいる。ただ、携帯電話全体の伸び率は、3Gの伸びの鈍化の 影響で前年同期の8.6%には届かなかった。

◎調査対象企業 ○携帯電話=カシオ計算機、京セラ、三洋電機、シャープ、ソ ニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、デンソー、東芝、 日本電 気、パナソニックモバイルコミュニケーョンズ、日立製作所、富士 通、三菱電 機、日立国際電気(13社) ○PHS=京セラ、三洋電機、シャープ、セイコー インスツル、NECインフロンティア、デンソー、日本無 線、パナソニックモ バイルコミュニケーションズ、富士通(9社)。

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