東芝:SB発行へ、4、7、10年債-主幹事には野村、みずほ、大和(4)

原子炉技術大手、米ウェスチングハウス・ エレクトリック(WH)を買収し資金の借り換えを検討している東芝が、国内 普通社債(SB)の発行を準備していることが分かった。年限は4年、7年、 10年の3本建てで法人向けの販売。発行が実現すれば、法人向けとしては2002 年5月の起債(1000億円)以来、約4年半ぶりとなる。

事務幹事の野村証券担当者の発表とブルームバーグ・ニュースの調べで明 らかになった。東芝債の主幹事は、4年債では野村証券が事務幹事、みずほ証 券が共同主幹事、7年債、10年債では野村証券が事務幹事、大和証券SMBC が共同主幹事となる。発行額、発行時期は未定。

東芝の格付けは、ムーディーズがA3、スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)がBBB、格付投資情報センター(R&I)がAとしている。米W Hの買収によりムーディーズ、S&P、R&Iが東芝の格付けをいったん引き 下げ方向で見直すと発表したが、3社とも据え置いた。

東芝はWH買収(総額54億ドル、約6200億円)の払い込みが完了した10 月17日、西田厚聰社長が説明会で同社負担額の77%(約4900億円)のうち、 金融機関からの借り入れで賄った4000億円を年内に長期資金に借り換えると明 言していた。また、新株発行を伴う資金調達であるエクィティファイナンスは 行わないとも語っていた。

東芝の広報室・海外広報担当の大森圭介グループ長は、今回の社債発行の 資金使途について、「現時点では、コメントを差し控えたい」としている。

東芝は04年2月に個人向けの社債(300億円)を発行している。