ダウ平均は07年6月までに12600超えも-バロンズの機関投資家調査

米紙バロンズが最新号(11月6日号)で 公表する同紙の調査によると、機関投資家はダウ工業株30種平均が2007年6 月までに12600ドルを超えると予想している。軟化している不動産市場から投 資家が離れるなか、エネルギーや金融、消費関連株が上昇するとみられる。

調査に答えた運用者106人中64%に相当する強気派は、ダウ平均が年末ま でに12158ドルに達し、07年6月には12617に達すると予想した。

一方、企業利益の減少と負債水準の高まりを懸念する弱気派は、年末まで に11154ドル、07年半ばまでに10722への下落を予想した。弱気派はまた、 07年半ばまでにS&P500種株価指数は1217、ナスダック(店頭市場)総合 指数は2057となると予想した。

バロンズは全米の資産運用者を対象に年2回「ビッグ・マネー」調査を実 施、ベータ・リサーチ・オブ・シオセット(ニューヨーク)が結果をまとめる。

調査によると、投資家は総合電機のゼネラル・エレクトリック(GE)株 を有望視し、株価が向こう数カ月で30%上昇すると予想している。パソコンメ ーカーのデルやバイオテクノロジーのジェネンテック、医療機器・医薬品のジ ョンソン・エンド・ジョンソンも有望視されている。

フェニモア・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジョ ン・フォックス氏は清涼飲料最大手のコカ・コーラなど、割安な大型株を選好 している。同氏はまた、最近の債券相場上昇の恩恵を受ける銘柄として保険会 社のホワイト・マウンテンズ・インシュアランス・グループを挙げた。

インターネット検索大手のグーグルは5月の調査に続いて、最も割高な銘 柄として「酷評」された。また、自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(G M)とフォード・モーターも手控え銘柄に挙がった。

弱気派の1人、サドフ・インベストメント・マネジメントのパートナー、 マイケル・サドフ氏は、住宅金融を業務の中心としている金融機関を避けるこ とを勧め、一部の金融機関は住宅市場減速のなかで不良債権問題に対応できな い可能性があると指摘した。同氏は調味料のマコーミックや食品メーカーのケ ロッグなど消費関連に投資している。

ダウ平均は年初来12%上昇。S&P500種は9.3%、ナスダックは5.7% 上昇している。