米大都市圏住宅価格、10年強で最大の下落-全国的な下落へ懸念(2)

民間部門の調査によると、米10大都市 圏の8月の住宅価格は10年余りで最大の下落となった。

S&P・ケースシラー住宅価格指数によると、8月の住宅価格は前月比で

0.4%低下した。1995年12月以来で最大の低下。7月は0.1%低下だった。 前年同月比では8月は5.2%上昇と97年以来の低い伸びとなり、7月の6.8% を下回った。

これを受けて、住宅価格上昇のペースが鈍り、全国的な下落に至っている のではないかとの懸念が高まった。価格下落は住宅を担保とした借り入れを困 難にし、消費に影響する恐れがある。米民間調査機関のコンファレンス・ボー ドが31日に発表した10月の米消費者信頼感指数は105.4と、予想に反して 前月比で低下した。

マクロマーケッツのチーフエコノミストのロバート・シラー・エール大学 教授は「住宅価格の上昇は明らかに、止まりつつあるようだ」と述べた。

S&P・ケースシラー住宅価格指数は大都市圏10カ所での取引から算出す る。8月は首都ワシントンの0.8%下落をはじめ、6都市で価格が下落した。 8月の価格が上昇したのはシカゴとボストンのみ。デンバーとロサンゼルスは 横ばいだった。

前年同月比では、ボストンとサンディエゴのみが下落だった。

米商務省の10月26日の発表では、9月の新築住宅販売の中央価格は前年 同月比9.7%下落だった。

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