米IPOは活況、この3年で最悪の低迷から回復へ-NYSEのCEO

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の 運営会社である米NYSEグループのジョン・セイン最高経営責任者(CE O)は31日、株式相場が上昇し、米景気が拡大するにつれ、米国での新規株 式公開(IPO)はこの3年で最悪の低迷から盛り返すとの見方を示した。

ブルームバーグがまとめたデータによると、米国の証券取引所では10月 だけで20社がIPOを実施し、47億ドルを調達した。世界最大の会計事務所、 米プライスウォーターハウスクーパース(PwC)がまとめた資料によると、 この額はすでに、第3四半期全体の資金調達額79億8000万ドルの半分を上回 っている。今年第3四半期は、2003年第3四半期以来最低の規模に落ち込んで いた。

セイン氏はニューヨークでの会議で、「現在、市場では数多くのIPOの 成功例がみられており、07年にかけてもこの状況が持続すると予想している」 とし、「経済見通しはポジティブで、企業の業績見通しも堅調だ。これはIP Oの見通しも明るいことを意味する」と語った。

今週は、オーブコムやイノフォス・ホールディングズなど少なくとも9社 がIPOを計画しており、5億1800万ドル以上の資金調達が見込まれている。 前週23日には、米不動産投資信託会社ダグラス・エメットが、同国不動産投 信(REIT)では過去最大の13億9000万ドル(約1658億円)規模のIP Oを実施した。ダグラス・エメットの株価はIPO後、約14%上昇している。

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