翌日物0.28%に強含み、月末決済で運用慎重-オペ見送りも準預は増加

【記者:船曳三郎】

10月31ブルームバーグ):短期金融市場の無担保コール翌日物金利は、 日銀の誘導目標0.25%に対して外国銀行の調達が0.28%まで強含み。この日は 決済が膨らむ月末で、午前は資金運用が慎重になりやすい。一方、日銀は朝の金 融調節を見送ったが、準備預金残高は増加する見通しだ。

無担保コール翌日物は、前日の加重平均0.250%に対して、外銀の調達が

0.27%から0.28%で推移している。国内銀行の調達は0.25-0.26%程度だ。

前日は日銀が大量の資金を市場に残したことで金利上昇が抑えられたが、午 前の翌日物金利は下げ渋っていた。

月末は外為円決済などのぶれによって資金需要が高まりやすく、各銀行は銀 行協会に現金担保を差し入れて決済に備えている。決済動向が見える午後まで積 極的な運用が手控えられやすく、朝方は日銀による即日の資金供給オペを期待す る声も出ていた。

一方、 日銀は午前9時20分の定例調節を見送ると通知した。この結果、当 座預金残高は前日比1兆円減少の8兆6000億円程度。ただ、準備預金残高は同 2000億円増加の5兆4000億円程度と、全体の動きとは反対に増加する見込みで、 銀行の資金需給は緩まる方向だ。

準備預金の残り要積立額(1日平均)4兆3000億円に対して、この日の準 備預金残高から積み終了先(30日は4700億円)を除いた積み未了先の残高は4 兆9000億円程度と推計され、残り所要に対して十分な積み上が確保されている。

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