メリル日本証:07年度末のTOPIXを1950と予想、自動車業界に強気

メリルリンチ日本証券は27日、2008年 3月末時点のTOPIXの予想値を1950ポイントに設定した。08年は米国と ロシアで大統領選挙、中国では北京オリンピックがあり、日本も09年4月が 予想される消費税の引き上げを前にした駆け込み需要などが見込まれ、「世界 景気はかなり良くなると予想される」(菊地正俊チーフ株式ストラテジスト) という。07年3月末の予想値に関しては、1750ポイントを維持した。

メリル日本証では今回から、09年3月期の経済見通しとトップダウンによ る企業業績見通しを行った。同証アナリストの見解などをまとめた経常利益の 変化率予想は、07年3月期が7%増、08年3月期が9.5%程度。しかしトップ ダウンで行うと、今期は13%増、来期は11.4%増で、09年3月期も11.2%増 が見込まれるという。

09年3月まで増益基調が続いた場合、7年連続の増益。菊地氏は「過去の 『3年サイクル(4年目に減益転換)』からすると異常だが、日本企業も構造 改革の成果によって米国企業同様に、持続的増益が可能な体質に変わった」と 指摘している。

株価は1年先の業績を反映するものと仮定し、予想PER18倍を用いて算 出した数値が08年3月末の1950ポイントだった。

日本株は世界の景気敏感株

06年の日本株が他国より不振だった背景について、菊地氏は昨年の大幅上 昇の反動に加え、「現在の世界同時株高が金融相場(流動性相場)的な要素に よって起きているため」と分析。日本株は世界景気に対する敏感株であり、 「再びアウトパフォームするためには、世界景気見通しの改善が必要。そうし た状況は07年春ごろに訪れよう」と予測する。

こうした状況を踏まえ、セクター別の投資判断では米国連動型株と出遅れ 内需株を推奨。自動車セクターについて、従来の「ニュートラル(中立)」か ら「オーバーウエート(市場平均以上)」に引き上げる一方、ヘルスケアと証 券・保険・ノンバンクに関しては「オーバーウエート」から「ニュートラル」 に引き下げた。産業用電機、銀行、小売株については「オーバーウエート」を 維持している。

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