北越紙:対王子紙費用6億2200万円、特損に計上-「極めて遺憾」と言及

王子製紙に敵対的TOB(株式公開買い付け) を仕掛けられた北越製紙が、TOBを退けるために採用した財務アドバイザー(F A)などへ支払った費用が6億2200万円に達したことが明らかになった。この費用 は中間期に特別損失に計上しており、利益圧迫につながった。

北越製紙は今夏に王子製紙にTOBを仕掛けられたことを受けてFAにクレデ ィ・スイス証券を起用、TOB不成立への対応でアドバイスを受けた。ほかに法律 面では牛島総合法律事務所に助言を求めた。こうした対応などに費用が発生してお り、30日発表の9月中間連結決算で総額が表面化した。

中間純利益は18億6000万円と前年同期比で27%減少した。原油をはじめとす る原燃料価格が高騰したことで営業利益段階から減益になった。とはいえTOB対 応費用がなかったと仮定すると純利益は微減にとどまった計算になる。北越製紙は この特別損失について「利益減の要因となり、極めて遺憾」とコメントした。

一方、王子製紙は27日発表した中間決算で、北越製紙へのTOB関連費用とし て9億7600万円を特別損失に計上したことを発表している。王子製紙はFAに野村 証券、法律顧問を長島・大野・常松法律事務所に依頼した。こうした対応費用の支 払いが発生した。

北越製紙の株価終値は、前週末比10円(1.5%)安の672円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE