中国工商銀株:取引開始時に上昇-香港と上海で同時上場(5)

27日に上海と香港で同時上場した中国工 商銀行株は、いずれの市場でも取引開始時に、公開価格に比べ上昇した。過去 最大規模の同社の新規株式公開(IPO)では、売却株数の26倍を超える申し 込みがあった。

現地時間午前10時21分(日本時間同11時21分)現在、人民元建ての上 海上場株は公開価格比9%高の3.40元。香港では同15%高の3.53香港ドルと なっている。公開価格はそれぞれ、3.12元と3.07香港ドルだった。

クウェート政府やシンガポール政府を含む投資家は、工商銀株のIPOに 5000億ドル以上の注文を出した。1万8000店の支店網と広い顧客層、中国の高 成長を背景に、同社に高い期待がかけられている。

フォルティス・インベストメント・マネジメントで運用に携わるロナルド・ チャン氏(香港在勤)は「同業他社の水準に照らして、工商銀株は10-15%上 昇すると予想する」と話した。工商銀株の今年の簿価概算に基づいたPBR(株 価純資産倍率)は2.23倍と、中国銀行の2.36倍や中国建設銀行の2.59倍を下 回っている。

工商銀行は香港で約354億株、中国本土で130億株を、仮条件レンジの上 限価格で売却し、191億ドル(約2兆2630億円)を市場から集めた。IPO規 模は1998年のNTTドコモの184億ドルを超え、過去最大だった。

-With reporting by Cathy Chan in Hong Kong. Editor: Bedard

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