ダイハツの7-9月純利益0.6%減、軽市場拡大で通期は上方修正(3)

トヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業の7 -9月(第2四半期)の連結純利益は前年同期比0.6%減の54億円と、四半期 業績の開示を始めた2004年度以降初の減益となった。ただ軽自動車やトヨタ向 け生産は好調で通期の業績予想は上方修正した。

7-9月期の数値は、会社が発表した9月中間期業績から4-6月(第1四 半期)の業績を引いてブルームバーグが算出した。それによると、売上高は、前 年同期比26%増の3883億円、営業利益は同5.4%増の92億円、経常利益は同 22%増の103億円となった。売上高と営業利益、経常利益の増加は04年度から 3期連続となる。

通期予想は、前期比15%減の285億円を見込んでいた純利益を同11%減の 300億円に上方修正。売上高も1兆5400億円から1兆5900億円(前期比18% 増)に、経常利益も485億円から520億円(同3.3%増)に引き上げた。営業利 益予想は500億円(同2.8%増)を据え置いた。

通期の増収は5期連続、経常段階までの利益も5期連続の増益となる。通期 予想で営業利益を据え置き、経常段階以下の利益を上方修正したのは、持ち分法 会社の利益や為替など営業外収支の改善が理由。これにより期初時点で3.7%の 減益を見込んでいた経常利益は増益に転じる見込み。一方、純利益は前期に土地 の売却益を計上した反動で、減益となる見通し。

中間期では最高益

9月中間期連結決算は、主力の軽自動車の販売が好調だったことやトヨタ 向けの生産増加も寄与して、純利益が前年同期比2.4%増の112億円と過去最高 を更新した。4期連続の増益。会社は18%の減益を見込んでいた。

東証で同日記者会見した箕浦輝幸社長は、増益となったことについて「グロ ーバル展開や人材育成など体質強化にお金がかかり、収益的にしんどい状態が続 くとみていたが、軽市場が200万台規模に好調に進んでくれたことで、コストが かかった分を救ってもらった」と説明した。

売上高は同24%増の7573億円で過去最高となるとともに4期連続の増収と なった。このうちトヨタ向けの売上高は同59%増の2388億円。営業利益は同

6.9%増の202億円、経常利益は同18%増の218億円といずれも過去最高、4期 連続の増益となった。

中間期の国内出荷台数は同4.5%増の27万6021台、このうち軽は同2.3% 増の26万4328台、登録車が同2倍の1万1693台だった。輸出を含むダイハツ 車の海外出荷台数は同17%増の16万5765台。またトヨタからの受託生産車は 同50%増の19万96台となった。

中間配当を1円増配して6円とすることも発表した。期末配当は未定として いる。前期の年間配当は12円だった。

ダイハツの株価終値は前日比1円(0.1%)安の1221円。

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