【注目株】ソフバンク、自動車、携帯向け部品、三井造、花王(2)

24日の材料銘柄は以下の通り。

ソフトバンク(9984):同社の孫正義社長は23日夕、東京都内で記者会見 し、通話料や短いメールの交換料金を無料とする新料金体系を26日に導入す ると発表した。ただ、2年以内に解約すれば端末コストの残額支払いを強制さ れるため一度に数万円の支払いが必要になる場合もあり、「無料」を誘い水に 顧客を囲い込むのがねらいだとみられる。

自動車:米自動車大手のフォード・モーターが23日発表した2006年7- 9月(第3四半期)決算は、58億ドルの最終損失となった。北米での人員削減 コストや北米およびジャガー部門の資産償却費用が響いた。フォードはまた、 一部デリバティブ取引に関する会計見直しを行い、2001年から2006年第2四 半期までの業績報告を修正することも明らかにした。

ヒロセ電機(6806)や村田製作所(6981)などハイテク関連株:携帯電話 向け半導体メーカー最大手の米テキサス・インスツルメンツ(TI)が23日 発表した7-9月期の純利益は11%増益の7億200万ドルとなった。ただ同社 が示した10-12月の売上高見通しは34億6000万-37億5000万ドルで、アナ リスト予想の38億1000万ドルを下回り、株価は時間外取引で下落した。

住友金属鉱山(5713)などの非鉄銘柄:ドルがユーロに対し上昇したほか 原油先物相場も下落したため、代替投資先としての金の妙味が低下している。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は、 前日比2.3%安の1オンス当たり582.90ドルと下落。2週間ぶりの大幅安とな った。

住友信託銀行(8403)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):24 日付の日本経済新聞朝刊によると、住信が旧UFJホールディングスを相手取 り、信託部門の経営統合が白紙撤回されていたことによる損害賠償を求めた訴 訟で、東京高裁が23日、両社に対して和解金25億円を提示した。

日東電工(6988):24日付の日本経済新聞朝刊によると、同社の07年3 月期連結営業利益が前期比16%減の750億円前後にとどまる見通しになった。 液晶用光学フィルムの需要の伸びが鈍化、価格も大幅に低下しているため、こ れまでの増益予想(12%増の1000億円)から一転、減益になるとしている。

三井造船(7003):2006年9月中間期の連結業績予想を修正し、純損失を 2億円と従来予想の10億円から縮小する見通し。子会社の業績好調が業績改 善につながる。売上高は2740億円(従来予想2700億円)、経常利益は11億 円(同ゼロ)といずれも上方修正した。通期業績予想は据え置いた。

花王(4452):06年9月中間期の連結決算によると、純利益は前年同期比 23%減の296億円。従来予想(340億円)を44億円下回った。販促費の増加や 原材料価格の高騰が響いたほか、カネボウ化粧品の買収に伴うのれん代の償却 費用などが利益を圧迫した。07年3月期通期の連結純利益予想も、従来の720 億円から711億円に下方修正。前期比較では、1.2%増益から4.4%減益に。

富士通(6702):06年9月中間期の業績予想を上方修正。連結純利益は、 従来予想の50億円から、前年同期比2倍近い148億円に増額。IT(情報技 術)関連の業務委託・運営を手がけるアウトソーシングのサービス事業が海外 で好調なほか、電子部品事業も計画を上回ったためで、減益予想から増益予想 に転じる。

ヤフー(4689):06年7-9月期の連結純利益は前年同期比22%増の136 億円。9月中間期の連結純利益は25%増の268億円だった。広告収入が大幅に 伸びたほか、オークションやショッピングのビジネスサービス事業も手数料収 入やテナント料が好調に推移した。

兼松(8020):06年9月中間期の連結純利益見通しを従来予想比50%増 の60億円に上方修正。商品相場が高値圏で推移したうえ、エネルギーや鉄 鋼・プラント事業、航空機向けIT事業などが好調だったことが寄与する。

百貨店:日本チェーンストア協会が発表した全国のスーパーの9月売上高 は前年同月比1.9%減の1兆962億円。9カ月連続で前年実績を下回った。食 料品は堅調に推移したものの、月前半に衣料品の販売伸び悩んだ。また、サー ビス部門とその他部門の大幅減少も売上高を引き下げた。

アルプス電気(6770):07年3月通期の連結業績予想を下方修正。純利益 は前期比63%減の70億円。従来予想は130億円だった。磁気デバイス事業で 主要取引先の合併や販売価格下落の影響などが響く。売上高は同3.6%減の 6840億円(従来予想7100億円)、経常利益は同54%減の215億円(同310億 円)となる見通し。

日本ユニシス(8056):06年9月中間期の連結純利益は前年同期比8.9倍 の5億7000万円となったと発表。従来予想は1億円で大幅な業績予想の上方 修正。販売管理費の削減や為替差益の発生で収益を押し上げた。売上高は同

1.5%増の1365億円(従来予想1360億円)、経常利益は同2.3倍の11億円 (同4億円)とともに増額修正。07年3月通期業績は中間決算発表時(31 日)に公表する。

カブドットコム(8703):07年3月期第2四半期(7-9月)決算による と、当期利益は前年同期比ほぼ横ばいの15億円となった。個人投資家の売買 は同10%減少と低調だったものの、Meネット証券との合併効果や金融収支の 改善が下支えさした。9月中間期の利益は同37%増の35億円だった。

全日本空輸(9202):部屋数で世界最大のホテルチェーンを展開するイン ターコンチネンタル・ホテル・グループ(IHG)と資本提携し、ホテル運営 会社を共同で設立する。ホテル運営事業を強化して競争力を高め、航空事業と のシナジー効果拡大を目指す。

フジ住宅(8860):06年9月中間期の連結業績予想を上方修正。純損益は 前年同期の1億7300万円の赤字から6億500万円の黒字に修正。従来予想は 3億7200万円の黒字だった。自由設計による建築受注の床面積の増加などが 寄与。07年3月通期の連結業績見通しは、公表数字を上回り順調に推移してい るが、現状では従来予想を据え置いた。

ショーワ(7274):07年3月機の純利益予想を117億円から90億円(前 期比14%減)に下方修正。国内における売上高の減少や、グループが製造した 自動車用部品の品質問題にかかわる補償費用を特別損失として計上するため。 中間期末配当も従来計画の12円から10円に減額し、通期では24円から22円 に減る。前期は20円だった。

出光興産(5019):この日、東京証券取引所1部市場に新規上場する。公募 価格は9500円で、資金吸収額は1094億円となる見通し。同社は1911年発足 の「出光商会」を母体とする石油関連企業で、戦後、1940年に株式会社に改 組した。

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